思わず息をのむ、オタリアとペンギンの生死を賭けた駆け引き~岡田裕介の海中時間~
前回(青空の下を歩くフォークランド諸島のキングペンギン)に引き続きフォークランド諸島での写真。
イワトビペンギンが夕方、海での捕食を終えて
コロニーに帰る為、波と共に陸地に上がる様子です。
集団になって泳いで帰ってきた彼らは、陸が近づくと水面から顔を出して、
オタリアなどの天敵がいないか確認します。
天敵がいた場合は、沖に引き返して様子を見てチャンスを伺い、
やがてタイミングを見計らい、波と共に一気に飛び込むように上陸するのです。
あまり近づくと、撮影者である僕を天敵と勘違いして上陸のチャンスを逃してしまうので、
少し離れてた所からの望遠での撮影になってしまうのが残念ですが、
迫力あるシーンで何度みても飽きる事がありません。
オタリアに捕らえられたジェンツーペンギン。
可愛いペンギンが、恐ろしいオタリアに食べられて可哀想だななんて思いますが、
彼らも生きて行く為にはしかたがない事、これが自然界なんですね。