観光庁が「訪日外国人等に対する体験ダイビング及びスノーケリングの提供に関するガイドライン」を公表
訪日外国人旅行者が安心して体験できる受入体制の整備を目指す!
観光庁が、訪日外国人旅行者がスキューバダイビング及びシュノーケリングを安心して体験できる受入体制の整備を目指し、「訪日外国人等に対する体験ダイビング及びスノーケリングの提供に関するガイドライン」を取りまとめ公表した。
近年、海水浴客数が減少傾向に
近年、海岸利用において、海水浴目的の集客が減少している状況の中、スキューバダイビング及びシュノーケリングは、海で楽しめる水中アクティビティとして大きな役割を担っている。
こういった状況下で海岸の利用の長期的な成長や安定した集客を実現するためには、訪日外国人が安心してアクティビティを体験できる状況を作り上げることが重要だ。
観光庁は、訪日外国人旅行者に向け統一したルールを作ることを目的に、スキューバダイビング及びシュノーケリングの関連団体、観光関連の団体、関係省庁等からなる「自然体験アクティビティのガイドライン形成に係る検討会」(構成員等は別添1)を、2019年12月から2020年2月までの間に計3回開催した。
訪日外国人旅行者の多くが水中アクティビティの初心者であり、また、初心者は安全性確保等に関する知識を十分に有していないことから、「訪日外国人等に対する体験ダイビング及びスノーケリングの提供に関するガイドライン」(別添2)は、対象範囲をスキューバダイビングについては体験ダイビング、シュノーケリングについては指導団体が定めたプログラムを提供するコースとしている。
なお、新型コロナウイルス感染症が終息するまでの期間においても、スキューバダイビング及びシュノーケリング関連の団体のみならず、観光関連の業界団体や旅行会社、地方公共団体など、幅広い協力を仰ぎ進めていく予定だ。
まだまだ新型コロナウイルス感染症の影響は計り知れないが、スキューバダイビング、またシュノーケリングを体験しにくる訪日外国人旅行者の受け入れを行う際には、このガイドラインを確認すると良さそうだ。