GPS機器メーカー・Garminから最新ダイブコンピュータ、2モデルが発売
アメリカ発、GPS機器のパイオニア、ガーミンジャパン株式会社(以下 Garmin)が、ダイビングに必要なリアルタイムデータを提供し、安全で楽しい潜水をサポートするGPSダイブコンピュータシリーズの最新モデル『Descent Mk2(ディセント エムケーツー)』と『Descent Mk2i(ディセント エムケーツーアイ)』の2モデルを発売した。
Descent シリーズは時計として洗練されたデザインでありながら、ダイビングアドベンチャーを楽しむための多彩な高機能を搭載したダイビング用コンピューターシリーズ。フルカラーマップと GPS によるエントリーとエキジットのポイントをマークすることができる、腕時計サイズのダイブコンピュータとして誕生した。その最新モデル、注目の機能をご紹介しよう。
注目の機能
多彩なダイブモードやGPS機能で容易に潜水ポイントを把握
ダイブモードは、単一ガスモード、マルチガスモード、ゲージモード、アプネアモード、スピアモード、CCR モードなど、6つから選択できる。水面でのGPS機能は、ダイビングの開始位置と終了位置を自動的にマークし、ログデータで潜水ポイントを確認。開始地点でポイント登録を行えば、浮上後に開始地点へ戻るナビゲートも可能だ。
水中3軸電子コンパスで水中移動も快適
水中では、水中3軸電子コンパスで進行方向の設定ができ、設定した方向との偏差が表示されるため、目的の場所へ容易に進行することができる。
音とバイブレーションによるアラートで安全なダイビングをサポート
”ビュールマン ZHL-16c アルゴリズム”(※1)の計算式で算出されたデータで最適な浮上指示を行ってくれる。安全停止、浮上/潜降速度、PO2(※2)、NDL(※3)、ガス切り替えなど、様々なシーンでトーン&バイブレーションアラートにより的確に通知される。
※1 ダイブコンピュータに使われている減圧理論の中の1つ。
※2 Partical pressure of Oxygenの略。体内酸素分圧(体内にかかる酸素の絶対圧)を指す。
※3 NDL:No Decompression Limitの略。減圧不要限界(減圧停止をしないですむノンストップ時間)を指す。
タンク5本の残圧を1台でモニタリング
2021 年初春に発売予定の『Descent T1 Transmitter』とペアリングすれば、新機能SubWave ソナーテクノロジー(以下、ソナーテクノロジー)により、タンク圧力のモニタリングが可能(Mk2i のみ対応)。T1Transmitter は最大5個まで接続可能で、水中での接続範囲は最大10m(※4)。そして、残圧が一定の値より少なくなるとアラートが出るようになっているので、バディやグループダイブ時に互いに残圧を確認したり、インストラクターが参加者の残圧をチェックするなど幅広い目的で活躍が期待できそう。また、モニタリングは時計上ですべて完結するので、ケイブ・ナイトダイビングなど視野が狭いダイビングにも最適だ。
※4 海流・地形状況により変動
高機能・高精細に進化したバッテリー&ディスプレイ
今回発売する『Descent Mk2』と『Descent Mk2i』は、水中での見やすさ、操作性の向上を実現するため、ディスプレイは第1世代と比べ36%拡大。バッテリー性能も大幅に向上し、ダイブモードで約80時間、バッテリー節約ウォッチモードなら約50日間という長期間稼働を実現した。
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高度なマッピングも搭載
サンゴ礁などお気に入りのダイブサイトを登録しておけば、目的地までのナビゲーションもできる高度なマッピングも搭載している。Garmin のオリジナルアプリ「Garmin Dive APP」を使用すれば、情報検索だけでなく自身のお気に入りポイントやショップをマッピングし、仲間と共有することができる。
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ダイビング時以外にも活用できる魅力的な機能
ダイビング時以外でも活用できるさまざまな機能が搭載されている。各機能は以下の通り。
スポーツウォッチ機能
海だけではなく、ランニング、登山、ゴルフ、スキーなど様々なアクティビティを楽しむためのスポーツウォッチとしての機能も搭載。ステップ数やストレス計測にも対応。
SNS や電話のメッセージ通知機能
通知機能は、スマートフォンの通知機能を利用しGarminデバイスでも通知を確認出来る便利な機能。
音楽再生機能
選択したストリーミング配信アプリ(Spotify、AWA、LINE Music, Amazon Music など)から音楽を同期して、お気に入りのプレイリストをオフラインで再生可能。32GB のメモリが内蔵されているため、直接音楽も2,000曲保存できる。
キャッシュレス決済機能 Garmin Pay/Suica
Garmin Pay 非接触型決済ソリューションなら、チェックアウトもスムーズ。Suica にも対応し、電車に乗るのもお買いものするのもデバイス一つで完結。
ダイビングアドベンチャーをより安全に、より楽しめる高機能にくわえ、普段使いもできるダイビングコンピューター『Descent Mk2/Mk2i』。日常のパートナーとしてぜひ傍に。
『Descent Mk2/Mk2i』概要
・製品名: Descent Mk2 / Descent Mk2i
・価 格: Mk2 ¥148,000(税抜) / Mk2i ¥178,000(税抜)
・重 量: Mk2 103.8g / Mk2i 99.6g
・サイズ(W×H×D): 52×52×17.8mm
・ディスプレイ: 1.4インチ(直径35.56mm)、280×280ピクセル、半透過型MIPカラー
・内蔵メモリ: 32MB
・防水機能: 10ATMダイビング(100m防水)/EN13319
製品詳細は、以下のURLからご覧ください。
▶︎https://www.garmin.co.jp/minisite/descent/descent-mk2/
『Descent T1Transmitter』
タンクに設置し手元でDescentダイビングコンピュータとペアリングすると、タンク圧力のモニタリングが可能なトランスミッター。2021年初春発売予定。
『Garmin Dive APP』
互換性のあるスマートフォンまたはタブレットにインストールして、詳細なダイブログを記録および共有できるアプリ。ダイブサイトやダイビングショップの検索ができ、自らポイント登録やポイントでの写真をアップし世界中のダイバーと共有することもできる。
<スペシャルムービー:Garmin アンバサダー古見きゅう氏が語る Descent Mk2i の魅力>
Garmin アンバサダーであり、水中写真家である古見きゅう氏が、Descent Mk2i と Descent T1 Transmitter を実際に使って、その魅力を語る。詳細は以下のURLからご覧ください。
▶https://www.garmin.co.jp/minisite/descent/descent-mk2/#movie
※古見きゅう氏
Garminアンバサダー。東京を拠点に国内外の海を飛び回る水中写真家。現在は東京を拠点に国内外の海を飛び回り、独特な視点から海の美しさやユニークな生き物などを切り撮り、新聞、週刊誌、科学誌など様々な媒体で作品や連載記事などを発表している。
【Garmin】について
Garmin(ガーミン)はアメリカ合衆国で創業された GPS 機器メーカー。ゲイリー・バレル(Gary Burrell)と高民環(Min H. Kao)によって 1989 年に設立された。Garmin という社名は創業者 2 人の名前の一部、Gary と Min に由来。Garmin は創業当時から変わらず、ライフスタイルを豊かにするナビゲーションおよび通信デバイスを作ることを目標としてきた。無線技術をはじめ、自動車、航空機、船舶、フィットネス、アウトドアなど多岐な分野にわたって革新的な製品を展開しており、これまでに数億台の GPS受信機を製造・販売。創業以来一貫して黒字経営を行っており、米国株式インデックス S&P500 の銘柄にも採用されている。
https://www.garmin.co.jp/