野生の動物。

ガラパゴスのサンクリストバルという街での一コマ。
この街には野生のアシカがたくさん住んでいて、
海沿いのこういったベンチにもアシカがたくさん寝ていたりします。
「野生動物」って、
厳しい自然のなかで力強く生きるとか、
弱肉強食のなかで生きるとか、
そんなイメージを抱く人が多いような気がしますが、
この子たちも野生ですよね。
飼い馴らされているわけではなく、
環境に順応していっているわけですね。
この子たちがどう思っているかはわかりませんが、
もし人間を嫌がっているのであれば、
ここでこんな無防備な寝かたはしませんよね。
人と動物が共に生きていけるっていいですね。
普段は自分の記念写真的なものは一切撮らないんですが、
仲良くなったドイツの人が「撮ってやるから！」と
うるさいので撮ってもらいました。

慶応大学文学部人間関係学科卒業。
産経新聞写真報道局（同紙潜水取材班に所属）を経てフリーのフォトグラファー＆ライターに。
以降、南の島や暖かい海などを中心に、自然環境をテーマに取材を続けている。
与那国島の海底遺跡、バハマ・ビミニ島の海に沈むアトランティス・ロード、核実験でビキニ環礁に沈められた戦艦長門、南オーストラリア でのホオジロザメ取材などの水中取材経験もある。
ダイビング経験本数5500本以上。