【ニューカレドニア】色気を感じる春 by小川理志

ニューカレドニアでは、水温上昇に触発されるかのように産卵を始める
スズメダイ科のお魚達。
水温が28〜29℃をキープし始めると
卵から孵って少し成長し始めたかわいらしい幼魚が
たくさん見られるようになります。
ハナダイ系が低水温時から産卵し始めるのに比べて
スズメダイの仲間は少し遅め。
幼魚は日本の春に近い時期が見頃です。
なのでちょうど今!

この写真はローランズダムゼル(Chrysiptera rollandi)の幼魚。
えーっ!?と驚く方が少なくないのでは?

この体色はどうやらニューカレドニア特有のものらしいのです。
隣国のオーストラリアで撮影された写真と比べても違うし、
マレーシアやインド洋に近づくにつれもっと体色が異なってくるようです。
ニューカレドニアだと北から南、東、または西海岸のどこへ行ってもこの体色で、
水深5〜20mあたりの岩礁域だとどこにでもいます。
ニューカレドニアで潜ったことのある人なら必ず目にしているお魚です。

そしてこの写真はイエローテールデムワーゼル(Neopomacentrus azysron)の幼魚。
ローランズダムゼルよりも分布域が西に広く、マダガスカルやアフリカまで。
北限は沖縄や台湾あたりまで生息しているみたいです。
一見地味なスズメダイなのですが、
写真にしてみると鱗や鰭に青い点が浮き上がり
微妙な艶っぽさというか色気を感じます。

魚に色気を感じているあたり、もしかしてちょっとした変態!?
春だからってことで、どうかお許し下さい。

この記事はミクシィのコミュニティ
「現地プレス」より許可を得て転載させていただいたものです。
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PROFILE
小川理志
Masashi Ogawa

ニューカレドニアの首都ヌメアにあるダイビングサービス《アリゼ》で活躍するマサシさん。
イルデパンでも3年のガイド経験があり、
潮を読んで大物をガンガン当てていく。
フランスの大型船舶海技士資格を持っているのでスキッパーも兼ね、
大型高速船「PICTILIS」号の操縦もオマカセ!
世界各地に散らばっている凄腕の日本人ガイドから結成された
「ガイド会」所属。

ALIZE(アリゼ)
http://www.alizedive.com

 

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writer
PROFILE
1969年生まれ、京都出身。
和歌山と離島イルデパンで修行を積む。
TVや雑誌の水中撮影コーディネーターとしても活躍。
フランスの大型船舶海技士資格を持っているのでスキッパーも兼ねている。
ガイド会所属。