夢のマーメイドに変身!表情と技を磨き、ショーで輝くチャンスを掴め!
今話題のディスニー映画、実写版「リトル・マーメイド」をご覧になった方も多いのでは?憧れのマーメイドになってみたい、そんな夢を叶えられるプログラムを開催しているのが「マーメイドプログラム」を提供する「Kaila Mermaid Team」だ。
Kaila Mermaid Teamが実施するマーメイドプログラムには、マーメイドの体験コースである「トライマーメイド」、マーメイドスイムをプールや限定水域で行う「マーメイド」、海で行う「オーシャンマーメイド」、そしてマーメイドの優美な泳ぎ方やポージングを学ぶ「モデルマーメイド」がある(※)。これらのマーメイドプログラムでは、安全に楽しくマーメイドになりきるために、マーメイドインストラクターから知識とスキルを学ぶことができる。
※「マーメイド」以上はインストラクターによる認定を伴うライセンスコース
実は、「マーメイド」と「オーシャンマーメイド」は以前、ocean+α編集部のスイカとセリーナが実際に受講しているのでこちらもチェック!
そこで再びセリーナが、Kaila Mermaid Teamのマーメイドインストラクター・佐藤美里さん(以下、ミサさん)に指導を受けるべく、マーメイドとしてただ泳ぐだけでなく“魅せるスキル”を学ぶことができる「モデルマーメイド」に参加!「どんなことを学ぶのか?どんなことができるようになるのか?」といった気になる内容を写真と動画でお伝えしていきます!
「モデルマーメイド」ってどんなコース?
まず、この「モデルマーメイド」を受講すると何が学べるのかご紹介したいと思う。“人魚に成りきれるほど完成度の高いマーメイドコスチュームを身にまとい、人魚さながらに水中を舞い泳ぐ”という部分はトライマーメイド、マーメイド、オーシャンマーメイドと同じだが、 “マーメイドのパフォーマンスをいかに美しく魅せられるか”というスキルを学べるのがこのコースの醍醐味。だから、トライマーメイド、マーメイド、オーシャンマーメイドでは学ばない水中でのポージングや、美しく写真に映るスキルなどを学科と実技(プールまたは海の実施)の中で身につけていくというものだ。
最近では、Instagramなどで映えた写真をアップするために「モデルマーメイド」まで受講する方も増えてきているのだとか。さらに受講者の中には、水槽などでマーメイドパフォーマンスを観客に披露するマーメイドショーへ出演したりなんてことも。
・最低年齢:12歳
・対象:マーメイドかオーシャンマーメイドでライセンス(Cカード)を持っている人
まずは学科から
モデルマーメイドの最初は座学からスタート。所要時間は2〜2.5時間ほどで、オンライン、対面のどちらでも実施可能。ここでは、インストラクターが用意した資料を見ながら受講する。
- ●人に観て楽しんでもらうスキルとは
- ●パフォーマンスを魅せるための呼吸法
- ●水中での圧力の変化
- ●安全を確保しながら浮力コントロールをする方法
- ●海洋環境に配慮したコスチュームとメイクの選び方
など
マーメイドやオーシャンマーメイドは、プールと海でそれぞれマーメイドスイムでの呼吸法や水中での圧力と浮力の関係、安全管理について学ぶことが中心だった。モデルマーメイドコースでは、すでに学んでいることはおさらいしつつ、水中で美しく見える仕草や姿勢、表情、パフォーマンス、そしてメイクやコスチュームの海洋環境への配慮について学んでいく。
学科が終了したら次は実技へ!
「モデルマーメイド」の実技は、プールもしくは限定水域(「オーシャンマーメイド」を受講済みであれば、海洋での実施も可)で行う。今回は、海況に左右されることなく安全な環境でスキルやテクニックを学ぶのに最適なプールで実施した。
準備体操
まずは、マーメイドスイムに備えて準備体操。ドルフィンキックでは足を攣る人が多いとのことで、ハムストリングや太もものストレッチも念入りに。そして、足首も柔軟に動かす必要があるので、足首もしっかり動かしておく。
陸上でのポージングセッション
準備体操が終わったら早速水中へ!、といきたいところだが、学科で学んだ、美しく見える仕草や姿勢、表情をまずは陸上で実践する。不慣れな環境である水中でいきなり、ポージングを行うのではなく、まずは陸上でマーメイドコスチュームに着替え、ポージングの心構えなどを学んでいくのだ。
ミサさんに手を置く位置や首の角度、姿勢などを細かくアドバイスいただきながら、実際に自分が被写体となって、3種類のポージングをする。撮影開始時は、撮られることに慣れておらず照れがあったが、やっていくとどんどん楽しくなってきて、「こんな感じでも撮ってほしい!」という気持ちが芽生えてくる(笑)
手の位置や身体が綺麗に見える角度、表情などのアドバイスをもらいながらやってみると、それっぽくなってきたかも!?
水中での呼吸法を学ぶ一環として、息止め練習
陸上でのポージングセッションが終わったら、いよいよ入水!しかし、ここでもいきなりマーメイドのポージングをするのではなく、マーメイドスイムでの息止め前後の呼吸法や、水中でリラックスして息を止められるようになる練習として、その場で浮いて息を止める練習をするのだ(※)。一旦、マーメイドコスチュームを脱いで、浮力のあるウェットスーツに着替える。
※本セッションはフリーダイビングインストラクターでもあるミサさんオリジナルの項目
この息止め練習をすることで、潜る前のリラックスした呼吸や水中で脱力する感覚、そして想像以上に自分が水中で息を止められることにも気づくことができる。
水中でのパフォーマンスセッション
ここまできたら、ようやく本題の水中でもパフォーマンスセッション!今まで習得してきたマーメイドの仕草や姿勢や呼吸法を踏まえて、水中でマーメイドのパフォーマンスを3種類習う。水中でのパフォーマンスセッションは実際の講習の様子を動画とともにお届けしたいと思う。
パフォーマンスに入る前にまずはマーメイドの基本となる表情と髪の毛を上手に操る練習から。水中で優雅に振る舞うマーメイドをイメージしながら、優しく微笑み、髪の毛が顔に覆い被さっても華麗にかきあげる。マーメイドになるべく近づけるためにマスクを外してやるのだが、陸上と同じように目を開けたり表情を作るのが、意外に難しくどこかぎこちなくなってしまう。
表情と髪の毛を上手に操る練習(ミサさんお手本)▼
表情と髪の毛を上手に操る練習(セリーナ)▼
続いて、パフォーマンスの練習に入る。このパフォーマンスには、フィギュアスケートのように技名がついており、指導団体「SSI」ではソロ&ペア技合わせて20以上もある。マーメイド2名で実施するペア技もあるという。私が挑戦するのは、「後転」と「スピン」と「エンジェルディセント」の3つだ。
後転▼
スピン▼
エンジェルディセント▼
私も普段から水泳やダイビングをやって水に慣れているとはいえ、やはり水中で両足が固定された状態だとバランスを取ったり、その場で留まって浮かぶのが難しい…。
講習中はミサさんに撮影してもらい、その映像を見てフィードバックしてもらったりコミュニケーションを取りながら、自然な表情やパフォーマンスに磨きをかけていく。自分でパフォーマンスをしている感覚と、映像で見る自分のパフォーマンスは意外とずれていて、すぐにうまく行かないのもまた楽しいところだ。
おまけに、投げキッスのスキルも学んだ。これはマーメイドショーなどで子どもたちに向けてやるととても好評だそう。吐いた泡を手首のスナップを効かせて遠くへ運ぶのだが、タイミングが合わないと泡が飛ばないので意外と難しい。美しく優雅なマーメイドになるには、まだまだ練習が必要だ。
投げキッス(ミサさんお手本)▼
投げキッス(セリーナ)▼
夢中になって泳いで写真を撮ってもらっているとあっという間に3.5時間ほどのプール講習が終了する。やればやるほど楽しくなってきて、もっと練習して綺麗に見せたい気持ちが湧いてくる。
講習修了!認定
必要なトレーニングセッションがすべて終了したら、「モデルマーメイド」を修了した証として、デジタル認定カード(生分解性プラスチックカードでの発行も可)を手に入れることができる。さらにミサさんの元で受講すると、フィードバック(全体評価、今後の課題など)をもらうことができるので、Kaila Mermaid Teamで開催している練習会(※)へのモチベーションにもなる。
※モデルマーメイド修了後は、よりパフォーマンスに磨きをかけたり、写真・動画撮影をすることができる練習会や国内外のマーメイドツアーが開催されている
憧れのマーメイドになれる夢のような時間。そして、ただマーメイドとして泳ぐだけでなく、それを写真や動画に美しく収めることができるのはまたとない体験だ。パフォーマンスに磨きをかければかけるほど、水中を自由に優雅に泳ぐマーメイドに近づくことができ、他人をも魅了することができる。ぜひ少しでも興味があったら、挑戦してみてはいかがだろうか。
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