羊水のような優しさを持つ海 マーシャル諸島

Marshalls / マーシャル諸島

優しさの理由

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越智 隆治
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優しさの理由

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越智 隆治
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母親の羊水のような優しさを持つ海

ミクロネシアの東の果てにあるマーシャル諸島共和国。「太平洋の真珠のネックレス」と例えられるこの島国は、1200以上もの島々によって形づくられた29の環礁が存在する。今回は、マーシャルに29ある環礁のうち、首都のあるマジュロ環礁と、その隣、ボートで1時間弱のアルノ環礁、そして、チャーターベースでクルーズトリップが開催されるミリ環礁の3環礁にスポットを当ててみることにした。

羊水のような優しさを持つ海 マーシャル諸島

優しさの理由

僕がマーシャル諸島を羊水のような優しさを持つ海 マーシャル諸島初めて訪れたのは1998年、まだ新聞社の写真記者として働いている頃の事だ。あれからすでに8年の歳月が流れたが、今でも毎年のようにこの海に通っている。マーシャル政府観光局が行っている、29の環礁を毎年1環礁ずつ撮影して行くという途方も無いフォトプロジェクトのメインカメラマンとして働いた事がきっかけでもあるが、ただそれだけの理由ではなかった。この国には、どうやら自分の体内時計に合ったペースの時間の流れ方があるような気がするのだ。7年間、急速な発展をするわけでもなく、同じ環礁だけの国、モルジブのように、高級リゾートが環礁の多くの島に建ち並ぶわけでもない。何より、この海の優しさが、自分にはこの上なく居心地がいいのだ。

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