春優美海 石垣島

Ishigaki Island / 石垣島

珊瑚の海に 癒される

Photo&Text
越智 隆治
Special Thanks
ダイビングチームうなりざき石垣店
Design
Panari Design
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Ishigaki Island / 石垣島

珊瑚の海に 癒される

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越智 隆治
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石垣島のカエルウオ

「笑顔」改め、「前を向いて泳ごう! 」

 来る前に、考えていた今回のテーマ。こういう時期だから、「笑顔」にしたいと森店長に告げた。「了解しました!」と元気よく答えたものの、笑っているような魚の写真って、想像以上に難しかった。最初にイシガキカエルウオの顔が浮かんでいたから、その子を中心に笑顔を狙おうとか思っていたけど、魚の正面顔って、意外と不機嫌そうな顔とか多かったりして、当初描いていた、テーマは企画倒れに。でも、簡単には挫折しない。「じゃあ、笑顔じゃなくて、前向いて、泳ごう! みたいな感じでどう?」。と勝手にテーマを曖昧にしつつ撮影は進んだ。

石垣島のクマノミ

 海中に潜水艦のような岩があるサブマリンロックでは、5種類のクマノミ(ハナビラクマノミ、ハマクマノミ、クマノミ、セジロクマノミ、カクレクマノミ)が見れるからということで、その子たちの正面顔狙い。しかし、うろちょろしていて、なかなか真正面から撮れないものである。しょうがないから、エソやトラギス撮影したりして。サンドロックでは、「笑いボヤ探しましょう。撮りましょう」ということになり、見つけてもらった。これなら撮り逃すことは無いなと落ち着いてレンズを向けた。他にもカールおじさんホヤってのもいると言われ見てみたら、確かに、そんな顔してる。
 とにかく、色々なポイントで、正面顔の写真を狙いまくってみた結果が、ここと次ページの計2ページ。もっともっと時間をかけて、撮影したかったけど、「それはまた次回のロケで!」と相変わらず元気な森店長。

そして、サンゴの海に、僕らも癒される

石垣島のサンゴ

 最近大物撮影が多いというのもあるのだけど。これほど、浅くて穏やかな海で、白砂とサンゴに囲まれてまったりダイビングが楽しめたのも、久しぶりの事かもしれない。ピキピキに成長した、美しいサンゴに囲まれて、ぼ〜っとしているだけでも、この海に来た甲斐があったというものだ。

 そして、最後にとんでもないプレゼントが。沖縄でもケラマ諸島や久米島では遭遇する事もあるザトウクジラ。石垣島では、出会うことはかなりレアだそうだ。それがダイビングロケ最終日、な、なんと黒島近くで、遭遇してしまったのだ。しかも親子! 石垣島歴3年になる、森店長も、「初めてですよ! ザトウクジラ!!すげ〜 !!」と相変わらず一番興奮していた。

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