火山の島を潜る! 伊豆大島・南部で”ジオダイブ”

ウェブマガジン伊豆大島

Izu-Oshima / 伊豆大島

第23代ミス椿の女王がナビゲート!

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中村卓哉
Text&Model
稲生薫子
Special Thanks
シーサウンド、ケンボーダイビング、海人(カインド)、東海汽船
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この記事は約3分で読めます。

ブリーフィングは溶岩の上で!?
陸からはじまる“ジオダイブ”

ウェブマガジン伊豆大島(撮影:中村卓哉)

マグマが固まってできたエントリーポイント。底のしっかりしたブーツは必須です

大島といえば、生物が多い「秋の浜」を中心とした北部が有名ですが、最近気になるのは割と未開拓な南のエリア。

南にいくにつれて住宅は減るものの、その分自然が増え、崖が増え、山が見え、いかにも“火山の島”といった雰囲気になっていくのが気に入り、また、南部の海も未体験だったことから、南部を取材してみることにしました。
今まで知らなったことがたくさんあり、大島新発見!といった気分。

マグマでできた“柱状節理の壁”は、
南部「トウシキ」のビーチから

大島南部にダイビングサービスは全部で3つ。今回はその全ショップ、シーサウンドの小川修作さん、ケンボーダイビングの佐藤健治さん、海人(カインド)の浅見勉さんが「南部は俺らに任せろ!」とナビゲートしてくれました。
初めての大島南部。
ブリーフィングに行きますよと連れてこられたのはエントリーポイントではなく、崖の上。

ウェブマガジン伊豆大島(撮影:中村卓哉)

溶岩の上で、三原山とトウシキのビーチを見ながらブリーフィング

しかも「まずは、あそこを見てください」と指さされたのは、これから潜る「トウシキ」のエントリーポイントではなく大島の象徴でもある三原山。

「簡単に言うと、トウシキはエントリーしてすぐにドロップオフになっているので、ボトムまで降りて壁を見上げるとギザギザになっているのがわかります。私たち南部のガイドはそれを“柱状節理の壁”と呼んでいて迫力満点です!」

ウェブマガジン伊豆大島(撮影:中村卓哉)

エントリーしたら、浅瀬が続きますので、ロープを伝って進みます。グローブしてね♪

ウェブマガジン伊豆大島(撮影:中村卓哉)

ロープを抜けるとスコンと落ちたドロップオフ。マグマが冷え固まってできたトウシキビーチの柱状節理の壁はアコーディオンみたいにギザギザ!

今の大島がどうやってできたのか、海の中に流れたマグマがその後どうなったのかなど、大島の歴史までも紹介してくれる“崖の上のブリーフィング”。

“陸からははじまるジオダイブ”なんてキャッチが浮かんできてしまうほど、こんなに楽しいブリーフィングを受けたのは初めてでした。

“ジオダイブ”、大島を皮切りにこれからブーム到来の予感です。

ウェブマガジン伊豆大島(撮影:中村卓哉)

エキジットしても大地を感じられる大島南部

「ジオを登ろう!ジオで遊ぼう!!」
初めての水中ボルダリング

ふと、ケンボーダイビングの佐藤さんが「柱状節理の壁登れるから、水中ボルダリングができるんだよ~」と言っていたのを思い出しました。水中ボルダリング!?もちろんやってみましたけど(笑)

ウェブマガジン伊豆大島(撮影:中村卓哉)

どうですか?登っているように見えますか?

見かけによらず腹筋がいるので、エキジット後の筋肉痛は覚悟しておいてくださいね。

ボルダリングをした柱状節理の壁や巨大ドロップオフは南部に多くあります。北部は割と地形がなだらかなので、水中の地形も基本的にはなだらか。地形がなだらかだから、人も家を建てて住むようになったんですね。

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