黒潮が創り出す海のフォトスタジオ KUSHIMOTO

串本WEB Magazine

Kushimoto / 串本

水中カメラマン・中村卓哉、初潜入!

Photo
中村卓哉
Model&Text
稲生薫子
Special Thanks
串本ダイビング事業組合
Design
Panari Design
PDFウェブマガジン 無料ダウンロード
串本WEB Magazine

Kushimoto / 串本

水中カメラマン・中村卓哉、初潜入!

Photo
中村卓哉
Model&Text
稲生薫子
Special Thanks
串本ダイビング事業組合
Design
Panari Design
ocean+α BLUE Magを見る

串本の3大アイドルに大接近!

次に向かったのは内海のポイント「備前」。穏やかで多種多様な生物が見られる内海は、ビギナーはもちろん、フォト派からも支持されている。

ここで会えるのが串本の3大アイドルたち。”癒しのアオウミガメ、驚きのイラ、賢いアザハタの三拍子といった感じだろうか。
アオウミガメはまだほんの子どもで、仕草も幼くてかわいい。こちらを警戒するというよりは、人に興味津々で顔を覗き込んできたりする。

串本のアオウミガメ(撮影/中村卓哉)

1ダイブで数個体のアオウミガメに出会える。指を出して噛まれないように

イラは、手や、落ちている石などを目の前で振ると興味を示して近づいてくる。目がキョロキョロと動き、どこを見、何を考えているのかを何となく感じ取ることができておもしろい。目は口ほどに物を言うといった感じ。

串本のイラ(撮影/中村卓哉)

興味を示し近づいてくるイラ。こんなに寄れるのは珍しい

串本のイラ(撮影/中村卓哉)

ギョロギョロと眼球が動くのでよく観察してみるとおもしろい

そして、アザハタはなんとも賢い。餌を獲るために、マクロ撮影をしている人や、その周りにいるダイバーを利用し、餌となるキンメモドキやイシモチが人から逃げるためにまとまって動くのを狙っている。「人を利用して餌を獲る術」を身に着けているのだ。

それぞれにいろいろな特徴を見つけることができるのも、これらの生き物に接近して観察できるからだろう。串本の海では、普段近くで観察できない生物たちに大接近! むしろ、魚の唇が近すぎて少し怖いくらい(笑)。

串本のアザハタ(撮影/中村卓哉)

串本では何個体ものアザハタを間近で見ることができる。フォト派はぜひ写真に収めたいシーンだ

FOLLOW