スキンダイバーズデー&クリスマスパーティー開催レポート

クリスマスパーティー(撮影:稲生薫子)

2016年12月23日(水)、スキンダイバーズデー&プチ・クリスマスパーティーを開催しました。

まずは、プールでフリーダイバーの武藤由紀さんと木村かぐみさんによるスキンダイビング、その後は、フリーダイビング世界チャンピオン岡本美鈴さんによる、美しいフィンワーク獲得のための徹底講習が行われました。

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来年もスキンダイビングには力を入れていきますので、興味のある方はぜひ!

そして、夜はクリスマスパーティー。

スキンダイバーの交流はもちろん、忘れられがちになっている「スキューバダイビングや海遊びの基本はスキンダイビング」であるという信念や、スキンダイビングの先にある2大道しるべのフリーダイビングと海獣スイムの世界が少しでも伝わればと開催しました。

ちなみに、スキンダイバーといっても、ほとんどがダイバーでもありました。

クリスマスパーティー(撮影:稲生薫子)

右から越智隆治、寺山英樹、岡本美鈴、武藤由紀

乾杯は岡本さん。
日本代表の人魚ジャパンは2015年世界一にも輝く飛躍の年になりました。

クリスマスパーティー(撮影:稲生薫子)

■フリーダイバーによるスライドトークショー

「そもそもフリーダイビングとは?」という基本から、「フリーダイビングを始めたきっかけは?」などよく聞かれる質問まで、海が好きな人間なら興味深い話がたくさん。

クリスマスパーティー(撮影:稲生薫子)

「フリーダイビングは趣味になり得るのか?」という質問で、始めた時は、岡本さんはかなづちだったり、武藤さんは普通のOLだったりと、意外と普通の生活から競技者になっていることを知り、フリーダイビングがより身近になったのでは?

また、「やって良かったこと」としては、やはり、イルカなどの海獣とよりコミュニケーションがとれるようになることや水との一体感をあげていました。

クリスマスパーティー(撮影:稲生薫子)

スライドのひとこま。イルカと岡本さんがじっと向き合っている瞬間。水中で自由になれば、イルカに近づけます

さらに、海獣もいいけど「やっぱり、人とのつながり」とも。
人魚ジャパンの躍進もチームワークの力がとても大きかったと強調していました。

年齢に関係なく始められて、ヨガ的要素を持つフリーダイビング。
興味ある方は、まずは、スキンダイビングから始めてみてはいかがでしょうか。

■越智隆治によるスライドショー

世界の海で、イルカやクジラ、アシカなどなど、海獣を撮影し続ける越智カメラマン。
今年はテレビの露出も多く、シロナガスクジラのリサーチにも手ごたえを感じた1年のようです。

クリスマスパーティー(撮影:稲生薫子)

いつも酔いどれの面白トークになりがちですが(笑)、この日は越智カメラマンの原点というべきものが垣間見られました。

センス・オブ・ワンダー

今回、越智カメラマンが何気なく、レイチェル・カーソンの著作『センス・オブ・ワンダー(The Sense of Wonder)』の話をしていましたが、ここに越智カメラマンの原点があります。
僕が一緒に旅をして、本人の口から聞いた中で印象的だった言葉でもあります。

スライドの中でも、子供と世界を旅する話や、撮影スタイル、感じたことなど、いろいろな話をしていましたが、すべて“センス・オブ・ワンダー”に原点があるように感じます。

『センス・オブ・ワンダー』から、いくつか文を抜粋してみます。

もしもわたしが、すべての子どもの成長を見守る善良な妖精に話しかける力をもっているとしたら、世界中の子どもに、生涯消えることのない<センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目をみはる感性>を授けてほしいとたのむでしょう。この感性は、やがて大人になるとやってくる怠慢と幻滅、わたしたちが自然という力の源泉から遠ざかること、つまらない人工的なものに夢中になることなどに対する、かわらぬ解毒剤になるのです。
もし、あなた自身は自然への知識をほんのすこししかもっていないと感じていたとしても、親として、たくさんのことを子どもにしてやることができます。たとえば、こどもといっしょに空を見あげてみましょう。そこには夜明けや黄昏の美しさがあり、流れる雲、夜空にまたたく星があります。
「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではないと固く信じています。子どもたちがであう事実のひとつひとつが、やがて知識や知恵を生みだす種子だとしたら、さまざまな情緒やゆたかな感受性は、この種子をはぐくむ肥沃な土壌です。幼い子ども時代は、この土壌を耕すときです。美しいものを美しいと感じる感覚、新しいものや未知なものにふれたときの感激、思いやり、憐れみ、賛嘆や愛情などのさまざまな形の感情がひとたびよびさまされると、次はその対象となるものについてもっとよく知りたいと思うようになります。そのようにして見つけだした知識は、しっかりと身につきます。

海や自然に接する機会の多いダイバーは、こうした感性に共感する方も多いのかもしれません。

■豪華プレゼントじゃんけん大会!

最後はお待ちかねのプレゼントじゃんけん大会。

今回は、アクアラングTUSAより、スキンダイバーにぴったりの協賛品をいただきました。
※賞品の詳細は下記参照

また、越智カメラマンからサイン付き写真パネル、岡本さんからは著書「スキンダイビング・セーフティー」協賛いただきました。

クリスマスパーティー(撮影:稲生薫子)

豪華賞品とあって、じゃんけんにも熱が入り(笑)、大盛り上がり。

プレゼントの当たった方、おめでとうございました!

あっという間に時間が経ち、クリパは終了。

来年は、スキンダイビングの世界にさらに力を入れていきますので、興味のある方はぜひ参加してくださいね!


【スキンダイバーにオススメとしていただいた協賛品】

アクアラングより

フリーダイバーも愛用する本格ロングフィン
スティングレイ

クリスマスパーティー(撮影:稲生薫子)

編集長の寺山も愛用するフィン。フィンキックの際に最も効率的に水を押し出す角度22°のポリプロピレン製ブレード

先進的なデザインのフリーダイビング用マスク
ゼロ キューブ

先進的デザインで名をはせるイタリア・モモ社デザインのフリーダイビング用ローボリュームマスク

先進的デザインで名をはせるイタリア・モモ社デザインのフリーダイビング用ローボリュームマスク

TUSAより

女性でも楽ちん! スキンダイビング定番のラバーフィン
KAIL(カイル)

カイル(撮影:越智隆治)

脚力のない女性でも、最後まで効率よくフィンキック可能。ダイビングでも使えて、最初に一本にオススメ

★岡本美鈴さんより

スキンダイビングの基本からフリーダイビングの世界まで
スキンダイビングセーフティー

スキンダイビングの基本はもちろん、楽しいだけでなく潜むリスクや対処法まで紹介しています。また、未知なるフリーダイビングの世界に触れることができます

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
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