フリーダイバー・篠宮龍三のアスリート時代から現在を追ったショートフィルム公開
一息で海に潜る深さや距離を競うフリーダイビングで、数々の記録を持つ篠宮龍三さんのショートフィルム『Free Diver / Photographer Ryuzo Shinomiya』が公開された。2010年4月のバハマの世界大会でアジア人未到の115mという大記録を樹立した篠宮さんは、2016年に選手としての活動に幕を閉じ、現在はフォトグラファーとして活躍している。動画では、プロフェッショナルフリーダイバーへの道や、フォトグラファーとして活動する理由、素潜りで水中写真を撮ることへの想いに迫る。
この作品をプロデュースした、ハイエンド水中ライト「RGBlue」を展開する株式会社エーオーアイ・ジャパンの久野義憲社長はこう語る。
マイナーと呼ばれる世界で先頭に立つことを選び、それを極めた後、フォトグラファーとしての道を歩み始めた篠宮龍三氏の生き方は、多様性が求められるようになった今だからこそ、これからの生き方のヒントになると思いました。また、それは私達のブランドRGBlue(アールジーブルー)の存在ともオーバーラップし、ポストコロナを意識させるものを残したいという想いからこの作品を企画しました。
また、今回特別にこの作品への想いを篠宮さん本人から語っていただいた。
フリーダイビングを20年間続けてきましたが、それでも素潜りで野生のクジラやフリーダイバーを撮ることは簡単なことではありません。だからこそ、時にこれまで以上に集中し、一瞬の中にある煌めきを大切に形に残してゆきたいと思っています。競技を引退して5年になりますが、これからはフリーダイビングで感じる凛然とした水中世界を写真や映像で表現し、皆さんと共有できればと思います。
フリーダイバーからフォトグラファーへ、水中世界を極める篠宮さんの活躍に今後も目が離せない。