リュウグウノツカイやマンボウなどが登場『ふしぎ?なるほど!海の生き物図鑑2』発売
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海の生物や環境問題の取材を続ける、科学ジャーナリスト・山本智之氏の新刊が海文堂出版より発売された。豊富な水中写真と緻密な取材による文で綴られた一冊には、海の生き物たちの不思議な生態の解説が満載だ。
連載コラムをまとめた好評シリーズの第2弾

ナイトダイビングで遭遇したリュウグウノツカイの写真を掲載
本書はダイバーで科学ジャーナリストの山本氏のウェブ連載コラムの書籍化第2弾。世界最大のタコ、最小のイカ、真珠をつくる貝、リュウグウノツカイとの遭遇、巨大マンボウ伝説、ホヤやカイメンの正体、変装するカニたち、ウミウシに擬態するゴカイなど、12のトピックを研究者への取材にもとづいて、魅力的な写真と共に紹介している。
中でも目を引くのが、“人魚のモデル”といわれる深海魚「リュウグウノツカイ」との遭遇についてのトピック。伊豆半島沖で山本氏が撮影した稚魚の写真は、ミステリアスな美しさだ。ほかにも外套長(がいとうちょう)わずか1.6cmほどの世界最小の「ヒメイカ」の生態や新種発見情報なども興味深い内容となっている。

写真のみならずイラストも使用して、見るだけでわかりやすい作りだ
山本智之氏からオーシャナ読者へのメッセージ
深海魚「リュウグウノツカイ」や「マンボウ」など、ダイバーなら一度は出会ってみたい魚たち。今回の本では、その正体や生態のナゾに迫ります。世界最大のタコとして知られる「ミズダコ」、世界最小のイカである「ヒメイカ類」も登場。全ページともに、豊富なカラー写真が満載です。あまり注目されることのない「カイメン」や「ホヤ」、「ヒザラガイ」といった海洋生物もカバー。それぞれの生物を専門とする研究者に取材して構成しています。
海洋生物学は日々進歩し、新たな発見が続いています。そうした最新の科学研究の成果をもとに、わかりやすく丁寧な解説を心がけました。2024年に刊行された『ふしぎ?なるほど!海の生き物図鑑』に続く第2弾をお楽しみください。
本書を読み進めていくと、改めて海の中には不可思議な生き物がたくさん生息していて、その秘密を解明していくことの面白さを深く感じる。ダイバーはもちろん、海の生き物に興味がある方にはぜひ読んでいただきたいと思う。
『ふしぎ?なるほど!海の生き物図鑑2』
山本智之

1966年生まれ。科学ジャーナリスト・朝日新聞記者。東京学芸大学大学院修士課程修了。1992年朝日新聞社入社。環境省担当、宇宙、ロボット工学、医療などの取材分野を経験。1999~2000年に水産庁の漁業調査船に乗り組み、南極海で潜水取材を実施。2007年には南米ガラパゴス諸島のルポを行うなど「海洋」をテーマに取材を続けている。科学調査への同行を含め、国内外での潜水経験は約600回。朝日新聞科学医療部次長、朝日学生新聞社編集委員などを歴任。近著は『温暖化で日本の海に何が起こるのか』(講談社ブルーバックス)。


