2019年、奇跡の300頭オーバーのマッコウリバーよ再び!

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2年前、300頭を超える、マッコウクジラが集結し、移動していく現場に遭遇した。激しくブローをあげながら、いくつものポッド(ファミリー)が徐々に集まってきて、大船団をつくり、移動していくその姿は、船上から見ているだけでも圧巻だった。

30年以上この海で漁師をしているスキッパーでさえ「初めてみた」と感動していた、この現象。確かに遭遇するのは奇跡かもしれないが、実際には、毎年起こり得る現象だ。スリランカの近海には、500頭を超えるマッコウクジラが生息していると言われている。実際に目撃情報もあり、リサーチも行われている。

ただ、この大移動がいつ、どんな状況で行われるのかは、未だにわかってはいない。一番有力なのは、餌を求めての大移動。アフリカの大地を餌を求めて大移動するヌーたちのように、マッコウクジラたちも餌を求めて大移動しているのではないかと考えられている。

2年前の大移動のときは、もう午後遅い時間だったため、ホエールスイムボートでこの大移動に遭遇したのは、僕たちたった一隻だった。一隻で、300頭のマッコウクジラの群れに囲まれているだけでも、感動的だが、その姿を海中で見たときの感動は、その数倍、いや数十倍だった。

多くが20頭から30頭のポッド単位で移動しているから、水中で見れる個体数は、多くがそれくらいだったが、いくつかのポッドは、2〜3ポッドが一緒に群れていたのか、70頭オーバーのマッコウクジラが、次から次へと目の前を移動していった。

まさに、「マッコウリバー」!

Srilanka02_whale_takajiochi

あの日、あの時から、今に至るまで、もう一度あのシーンに遭遇したい!という思いから抜け出せずにいる。様々なスペシャルトリップを開催していても、やはり3月4月は、スリランカに戻ってきてしまう。

2019年も1ヶ月、2年前にマッコウリバーを目撃した時期に合わせて、スリランカでのホエールスイムを開催する。すでに、ほぼ満席なのだけど、あと若干名、week2、week3にて、参加者を募集しています。ご興味のある方はお問い合わせください。

日程は、以下になります

week1 3月23日(土)〜3月31日(日) 満席
week2 3月30日(土)〜4月7日(日) 募集若干名
week3 4月6日(土)〜4月14日(日) 募集1名
week4 4月13日(土)〜4月21日(日) 満席

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PROFILE
慶応大学文学部人間関係学科卒業。
産経新聞写真報道局(同紙潜水取材班に所属)を経てフリーのフォトグラファー&ライターに。
以降、南の島や暖かい海などを中心に、自然環境をテーマに取材を続けている。
与那国島の海底遺跡、バハマ・ビミニ島の海に沈むアトランティス・ロード、核実験でビキニ環礁に沈められた戦艦長門、南オーストラリア でのホオジロザメ取材などの水中取材経験もある。
ダイビング経験本数5500本以上。
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