絶海の孤島・水納島 @沖縄・多良間島
多良間島から北へおよそ12㎞、水納島へ。
■ 場所は→こちら
水納島の人口は現在、1世帯2人のみ。
基本的には多良間島から水納島へのアクセスは、
島の住人のチャーター船のみという、まさに絶海の孤島じゃ。
しかし、今回、お世話になった《JAWS》では、
多良間島だけでなく水納島周辺も積極的に潜っておるので、
上陸は滅多にできないもののダイビングは心ゆくまで楽しめるのじゃ。
■多良間島は→こんなとこ ■水納島は→こんなとこ
港を出発しておよそ30分。海の色は、まさに潮のど真ん中。
潮流のド真ん中に浮かび、遮るものが何もなく、
台風や津波の被害が甚大で人口が減ってしまったというエピソードは、
人にとっては災難じゃが、ダイビングにとっては〝すごい海〟を感じさせる。
東西南北、島をぐるりとダイビングスポットが点在し、
その魅力はそれぞれじゃが、今回は潮の関係で南エリアを2本。
濃紺の透明度、入り組んだ地形とソフトコーラルなんかが魅力。
(O) (O)
(O) (O)
大物&魚群スポットはまた今度のお楽しみ。
水納島へ上陸(※通常は滅多にありません)。
多良間島でさえなにか人の営みの音、いや気配といったものがあるが、
人口二人の島は静寂に包まれ、少し怖いくらい。
港から島へ向かう入り口には防潮林
緑がぴっかぴか
井戸の中にヤシガニを発見
あっという間の上陸。静寂に包まれた島ではあるが廃墟といった感じではなく、
舗装された道路や電線、建物などは日本の底力を感じさせる。
フィリピンの僻地はまさに朽ちた感じであったが、
日本の僻地はライフラインが整っていて、携帯の電波まで届く。
船上休憩ではスイカで乾杯
お店のアイドル、あいき君とさんちゃん
3本目は多良間に戻って珊瑚の海へ。
珊瑚の表面に産み付けられたオヤビッチャの卵が無残に…… (O)
珊瑚に目を懲らしてみると…… (O)
潮のド真ん中に位置するこの八重山の秘境は、
今後もひっそりと決して前に出ることなく、
自ら手を伸ばす勘のいいダイバーだけに極上の海を提供し続けるのじゃろう。
■ 撮影/齊藤靖行 ■写真/和尚(O)
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