台風22号・23号で被災の八丈島、ダイビング再開は?最新状況と義援金情報

台風22号・23号で大きな被害を受けた八丈島。町の発信によれば、断水や道路の通行止めなどライフラインの復旧が続く一方、10月28日現在でも観光施設は休業や再開未定が残る状況だ。ダイビング事業者の中には営業再開に時間を要しているショップもあり、現地はまだ復旧の最中にある。

この記事では最新の公的発表、八丈島スキューバーダイビング事業者協会の情報をもとに、いまの八丈島と私たちができる支援についてまとめた。

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八丈島の「いま」。水道・道路・施設の復旧状況

八丈町の10月28日の発表では、水道は地区ごとに復旧が進行中(大賀郷=全域復旧、三根=約8割超、中之郷=約9割、樫立=約5割、末吉=関之戸浄水場から一部供給開始)。10月27日時点で約545世帯が断水継続しており、使用量増に伴う再断水の可能性があるため節水が必要。全戸解消の目標は11月末として工事を本格化させている。

道路は横間・南原は通行可、一方で八丈一周道路(一部)・防衛道路・富士牧場線・鴨川林道は通行止めが続く。公共交通は路線バスがほぼ運行再開。温泉施設は休業継続だが、「ふれあいの湯」で自衛隊の入浴支援を実施中。キャンプ場は閉鎖。一方、ごみ収集・各処理施設・町立病院は概ね通常運用に戻り、図書館は10/28から再開。全体として復旧は前進しているが、ライフラインの完全回復にはなお時間を要する状況だ。
▶︎町の最新情報はこちら

現地ダイビング事業者の現状は?復興に時間を要すショップも

八丈島の16のダイビングショップが加盟する八丈島スキューバーダイビング事業者協会からの、現時点でのお知らせのは以下のとおり。

八丈島スキューバーダイビング事業者協会からのお知らせ

この度の台風22号・23号で被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。また、多くの温かいお言葉やご支援を賜り、心より感謝申し上げます。

現在、八丈島内では復旧が少しずつ進んでおりますが、一部の地域では依然としてライフラインへの影響が残っております。そのため、安全面を考慮して「浜止め(潜水禁止)」の措置が10月31日まで延長され、島内すべてのダイビング事業者は営業を自粛しております。

潜水禁止は11月1日付で解除される見込みですが、解除後の営業予定につきましては、各ショップの状況により判断が異なります。ご利用を予定されているお店へ直接ご確認いただけますと幸いです。

全島の復旧には、今しばらくお時間を要しますが、安心してお越しいただけるよう準備を進めております。

八丈島スキューバーダイビング事業者協会一同、また皆さまにお会いできる日を心より楽しみにしております。

令和7年10月28日 八丈島スキューバーダイビング事業者協会一同

▶︎八丈島スキューバーダイビング事業者協会HP

もしも直近で来島予定がある場合には、来島前に各店の公式サイト/SNSで最新の営業情報を必ず確認しよう。

八丈島を応援しよう!

多くのダイバーを惹きつける八丈島の海。しかし、いまは災害からの復旧が最優先。私たちが、今すぐできる支援は、公的窓口からの義援金と情報のシェア。また宿やショップへの来年の予約も、現地の力になる。観光協会の発信や各店の告知をフォローしつつ、復興後の無理のないタイミングで再訪したい。

義援金は、公的な受付を通じて島内の復旧および、さまざまな活動を支援充てられる。1日でも早い復興を願って、応援しよう。

東京都による義援金受付サイト「令和7年台風第22号及び第23号 東京都義援金」

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PROFILE
0歳~22歳まで水泳に没頭し、日本選手権入賞や国際大会出場。新卒で電子部品メーカー(広報室)に入社。同時にダイビングも始める。次第に海やダイビングに対しての想いが強くなりすぎたため、2021年にオーシャナに転職。ライターとして、全国各地の海へ取材に行く傍ら、フリーダイビングにゼロから挑戦。1年で日本代表となり世界選手権に出場。現在はスキンダイビングインストラクターとしてマリンアクティビティツアーやスキンダイビングレッスンを開催。
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