八丈島
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Hachijyo / 八丈島
ウィークエンド・ダイビング最強説
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Hachijyo / 八丈島
ウィークエンド・ダイビング最強説
- Photo
- 関戸紀倫
- Text
- 寺山英樹
- Special Thanks
- 東海汽船
- Sponsored
- アラベスク
- Design
- PanariDesign
色鮮やかなハイビスカスやストレチアが咲き乱れる八丈島で、
ダイバーを待っているのは、
世界最大級の暖流・黒潮が直撃する“八丈ブルー”の海。
そんな“東京の南国”まで、空路でわずか50分。
船旅も、眠っている間に到着するので時間のロスがない。
取材班は、竹芝桟橋22:30出航の「橘丸」に乗船し、
アクセス、ダイビング環境において、
ウィークエンド・ダイビング最強のダイビングサイト八丈島へ、いざ!
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八丈島、“ウィークエンド最強説”の
アクセス事情と八丈ブルーの海
「橘丸」は、到着予定を少し過ぎた9時ごろ、八丈島の八重根港に着岸。すこぶる快調だ。
ダイビングでは、“都市部からの距離と海の良さは比例する説”が定番だが、遠いほど疲弊も大きく、週末の少ない休みで潜ろうとすれば、寝不足で潜ることになる。
その点、ホテルとアクセスを兼ね備え、22時30分発、8時50分着の八丈島の船旅ほど時間が有効に使える航路もない。三宅島や御蔵島だと、近いけれど、5~6時到着はちょっと早い。早起きの日帰り伊豆半島やジェット船の大島より、都会の喧騒から離れてたっぷり眠れる、9時到着の八丈島のちょうどいい快適さを、まずは体調が教えてくれた。
そして、“都市部からの距離と海の良さは比例する説”の通り、伊豆諸島のほぼ最南端の有人島である八丈島(本当の最南端は青ヶ島)の海は、暖流・黒潮の影響が色濃く、温帯と熱帯がミックスした独特な魅力を持つ。
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急に水深が落ちるので、ロープを握りながらスロープを下ってエントリーするスタイル。ダイナミックなポイントの証だ
ファーストダイブは、人気No.1のスーパービーチ「ナズマド」。ロッククライミングのようにロープを伝ってスロープを下っていくと、いきなり足場がなくなり、ズドンと水深が落ちる。
黒潮のぬくもりと透視度30mオーバーの八丈ブルーの世界にいきなり身を置かれ、ムロアジやカンパチの群れの歓迎。さらに、八丈島のシンボル・アオウミガメが現れ、メインの根となる「馬の背」へ誘われ……と、豪華な幕開け。
効率の良い“アクセス”と“海の実力”を兼ね備えた八丈島に、1本目から“ウィークエンド・ダイビング最強説”を感じた。
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エントリー直後、ムロアジの大群が登場
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八丈島のシンボル、アオウミガメと大接近! ビーチポイントでもよく見られ、ダイバーにも比較的慣れている