【激レア】深海魚ユウレイイカが出現 〜和歌山・須江〜

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2017年11月26日、和歌山県紀伊大島の須江ダイビングセンター「内浦ビーチ」にて、ユウレイイカが発見されました。

さっそく、発見者の写真家・塩崎仁美さんより、コメントをいただきました。

私たちの潜っている海は
確かに深海へと繋がっている

関西で、しかもビーチで、深海魚が発見されるのは極めて珍しい。
発見したときのお話しをお聞きしました。

塩崎


取材のため朝一番のりで、内浦ビーチにエントリー。

深場からもどり、水深6m付近の浅場でまったりしていると、
なんとも透明感の美しいヘラヤガラが向こうから近づいてきました。

ぼ~っと眺めていると、ヘラヤガラではなく、今まで見たことのない
フォルムのイカだということに気がつき、慌ててシャッターを切りました。

このイカの正体は『ユウレイイカ』!

なんと水深200~600mの深海に生息する深海生物でした。
とっても長い触腕と目の下にある発光器が特徴です。

内浦ビーチでは2〜3年前に写真家の阿部秀樹さんも目撃されたとのこと。

“私たちの潜っている海は確かに深海へと繋がっている”

そう実感する出来事でした。

向こうから近づいてくるなんて、「撮って〜!」って言ってるみたいで可愛いですね。
深海から遊びにきたのでしょうか?

こういう何があるか分からないところが、海のおもしろいところ。

愛嬌あるユウレイイカを見に、須江にいきましょう!

Profile

塩崎 仁美(しおざき ひとみ)
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幼いころからカメラ好きで、学生時代カメラ屋さんでのアルバイトをきっかけに一眼レフデビュー。
システムエンジニアから一転、スタジオ所属のブライダルフォトグラファーを経て、現在は写真家、フロントエンド・エンジニアとして活動中。
ダイビング・水中写真歴15年(2002年~)のNAUI Divemaster。
雑誌マリンダイビングなどに水中写真を提供。
LINEスタンプ『海の生き物~大阪弁と共に~』発売中。
■受賞歴:第四回大月町水中フォトコン マクロ部門グランプリ など。
■イベント出演:マリンエイド大阪(2014年)、第30回水中映像祭(2013年)など。
■出展:和歌山AQUA『それから』(2016年3月・個展)
   和歌山AQUA『紀ノ國写真展』(2015年・合同写真展)
   富士フォトギャラリー新宿 『Blue+ ~Wild and Cute~』(2015年・合同写真展)
   和歌山AQUA『OUR HOME – 和歌山の海 -』(2015年・4人展)
   大船渡市立博物館『よみがえる海』-震災後の海をみつめて-(2014年・5人展)
東京・神戸 『海で逢いたい』(2013年~・合同写真展)など。

(構成・文/マンタ林典子)

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PROFILE
都市型のダイビングショップでインストラクターとして約12年務める。

コースディレクター、障害者ダイビングのインストラクターの資格も保有・活動し、現在は編集者の立場から情報を発信している。
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