日記再開。今日はむらいさちのギャラリートークへ

まこ社長より愛のエールがあったので日記再開。
http://diving-commu.jp/divingspirit/item_6257.html

望まれなくても粛々と毎日書きますとも。
書くことで見えることがあるってのもあるけど、何より罰ゲームが嫌(笑)。

早速、今日の徒然。

友人のカメラマン、むらいさち君の写真展に行ってきた。

■詳細は→ http://muraisachi.com/Aloheart/top.html

今日はギャラリートーク日ということもあり、ギャラリー目いっぱいの大盛況っぷり。

トークは、展示されている写真を撮った時の様子を語るという内容で
僕も久しぶりに聞き入ってしまった。

普段は友達だから、友達としての言葉で会話するので、
公に対して語るむらいちゃんのトークは新鮮で引き込まれてしまった。
もっとも本人は「知り合いがいるとやるにくい〜」と言ってたけど(笑)。

トークを聞いて改めて思ったのがむらいちゃんはやはり感覚の人。
この方向でずっといって欲しい。動物とまではいかなくても子供の感覚を失わずに。

なんていうと、上から目線に聞こえるけど、
その感覚って本当に素敵ですごいこと。できないよ、普通。

究極でいえばワンコちゃんたちの世界。
言葉がないゆえに目の前の小さな世界を感覚にとどめるしか術がなく、
人間も子供のときはそうだけど、言葉を持ってしまうと、感覚は鈍くなっちゃう。
その片鱗が37のおっさんにあるってのがすごい。
まだまだ普通にかわいいもの。ちゅうしたいくらい(はぁと)。

むらいちゃんのトークは邪気がまったくない。
自分が撮った写真の話を始めるととにかく嬉しそう。
そして、彼の口から発せられる言葉で一番多いのは、「幸せ」「喜ぶ」。

写真を意図して撮る気がまったくなく、
たまたま出会って撮らせていただいているというスタンス。
アマチュアならさておき、プロでこのスタンスでいられるのってすごい。

印象に残ったむらいちゃんの言葉。

「写真を褒められると一緒になって『ね、いい写真ですよね〜』と喜んでしまう。
自分で自分の写真を褒めるってどうかと思うんだけど、
僕の腕とは関係ないところ、写真のこと自体を褒められてるっていうか、
共感しているっていうか」

“撮らせていただいている”って本気で思っていることがわかる言葉。

「僕、写真は絶対に補正しないんです。補正するとなんかしっくりしない。
その場で撮ったものを大事にしたいし、
とにかく地球にはこんなに色があるんだなってことをありのまま知って欲しい」

補正しない方が珍しい昨今、なかなか貴重な言葉。

「今回の写真展では、写真を絵みたいにしたいと思った。よりイメージっぽく。
なんか、幸せな気持ちになってほしくて、わくわく感を味わってほしいだけだから」

何回も試作してみて、ドイツのマット紙を使用した写真たち。
本当に絵みたい。ぜひ、現場で見てほしいなあ。

「三角より丸が好きなんですよ」
「写真をとにかく崩したくて……。でもなんか足りないとちょっと足して……」

よくわかないんだけど(笑)、むらいちゃんたるゆえんの言葉。

「僕はカメラマンっていうより、業種でいうとサービス業。趣味は写真」

お〜言い切ったぞ。これ、プロカメラマンとしてはなかなか言えない言葉。
サービス業、芸者業の時期がある人が多くて、
その葛藤の中、プロの矜持を模索するわけだが、
むらいちゃんはもうその辺のことをナチュラルにクリアしちゃっている。

「写真って人を幸せにしかしない。写真って幸せだけなんです」

俗にまみれた僕なんかは、そうかな〜なんてつい言葉で考えちゃうけど、
むらいさちの感覚を的確に表した言葉なんだと思う。
ってことで、自分と感覚が違い過ぎて、逆に彼から受ける刺激は大きい。
「この写真、使えね〜」なんて、普段、シビアに写真に接している
ショータロも思わず「毒が抜けた」と(笑)。むらいちゃんの写真はデトックス効果あり。

皆さん、ぜひ行ってみてください。
むらいちゃんも銀座にはずっといるみたいで、声をかけると喜びます。

むらいちゃんの写真展に行った後は、昨晩に引き続き、ショータロ夫婦やハナちゃんと、
ショータロの同級生が働いている三越内にある「DIM JOY」(すいません、今話題の食べログで・笑)へ。
点心おいしかった〜。雰囲気的にデートでもオススメ。

違う飲み会に参加する予定がなくなり、シメで品達「きび」へ。

名物の鶏白湯の味がなんだとかいうより、とにかく寒い!
なんか、テントみたいな作りになっているので隙間風ビュービューで、
客がみんなジャンパー来て寒そうにラーメンをすすっている。
とりあえず、もう冬は行かない(笑)。

さて、明日早いから寝よ。

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
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〇NPOプロジェクトセーフダイブ
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〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
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