サメってほんとは可愛い!? シャークジャーナリスト沼口麻子さんに聞くサメのあれこれ
2013年7月、シャークジャーナリストの沼口麻子さんが、世界的にも稀な子ども向けサメ専門サイト「サメくるーず」をオープン!
東海大学海洋学部時代は小笠原の周りにはどんなサメがいるかという調査、大学院ではメガマウスを始めとした数々のサメを解剖し、腸の中にいる寄生虫を調べていたという沼口さんに、サメのことあれこれを聞いてみました。
ブログ:シャークジャーナリスト 沼口麻子のプロフィール|Ameba (アメーバ)
Q.そもそもシャークジャーナリストとはどのようなお仕事でしょうか?
サメに特化した真の情報を発信する活動をしています。
テレビをはじめ、雑誌やインターネットサイト、水族館や自身の主催するイベントなどでサメの魅力を語り、日本全国のシャーキビリティ向上を推進しています。
Q.シャ、シャーキビリティ?
シャーキビリティ(Sharkibility)とはサメに対する知識力や強い情熱という意味を持つ造語。
一般的にサメに詳しい人を「シャーキビリティが高い」と言います。
Q.サメ専門、さらに子ども向けのサイトとは珍しいですが、なぜこのようなサイトを作ろうと思ったのでしょうか?
サメが好きな子どもたちに特化した、子どもにもわかりやすいサメサイトがなかったからです。
日本人はサメという生き物を知っているにも関わらず、そのサメの生態がいったいぜんたい何なのかという説明はされないまま、現在に至っていることに疑問を感じていました。
このサイトを通じて、一人でも多くのサメに関心のある方が増えることを望んでいます。
Q.ずばり、サメの魅力とは?
多くのメディアは、恐怖の象徴としてサメを扱っています。
しかし、実際のサメは一言で説明できるほど単調ではなく、それぞれの種はバラエティに富んでいます。
たとえば、脊椎動物で最後に発見された生物は何かご存知ですか?
メガマウスという大型なサメで、わずか30数年前に新種記載されました。
これは陸上で言えば、生きたマンモスが発見された!なんてことに匹敵するくらい世紀の大発見だったと言えるでしょう。
しかしながら、メガマウスはどこで子どもを生んでいるか、どのようにエサを食べているかなど、未だ生態は謎だらけです。
このように、科学が進んだ現代であっても、びっくりするような大発見もあり、まだまだ探求すべき分野でもあり、それがサメなのです。
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趣味は、サメのいる水族館めぐりとサメ好きの心に響くサメグッズ集め、そして、夢はサメ博物館の館長になることという沼口さんが作ったサメ愛あふれるサメくるーず。
可愛いサメグッズも売っているので、ぜひのぞいてみてくださいね。
■第二回サメ合宿開催!~2013年8月31日(土)~9月1日(日)~
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2013年8月31日(土)~9月1日(日) 第2回 サメ合宿