ウツボに指を食いちぎられたダイバーの話 ~足の指を手に移植して、ゲームを楽しむ映像~

この記事は約2分で読めます。

一般的には凶暴なイメージのある海の生物でも、実はそのほとんどが大人しいということは、ダイバーになるとわかってきます。

その代表格はなんといってもサメですが、ウツボも怖いイメージがあるのではないでしょうか?

確かに、鋭い歯をむき出して「くわぁ〜」っと迫ってくる映像を見れば、「恐ろしそう……」と思うのは自然でしょう。

pic-giant-moray-eel

しかし、実際はとても大人しく、特に外国人ダイバーには大人気。
ダイバーにとって、ウツボは愛すべき存在なんですよね。

愛すべき存在だけど、攻撃することはある
でも、それは防衛本能だもの

しかし、しかし。

愛すべき存在というのは、それは人間がちょっかいを出さないということが前提で、ごく稀ではありますが、油断していると手痛い目に会うこともあります。

こちらの映像は、ウツボに餌付けをしていて、親指を食いちぎられてしまったダイバーです……。

※注:閲覧注意(食いちぎられた手の映像なども有)

人の振り見て我が振り直せ、ではないですが、やはり、海中生物にとっての一番の驚異は人間。
適度な距離感は必要です。

間違った距離感……

間違った距離感……

特に、繁殖と食事に関わっているときの海の生物には気をつけないといけませんね。

【おまけ】
この映像、海の生物とダイバーとの関係を考えるのによい教材なわけですが、強烈なサイドストーリーの方が話題となっています。

それは、驚いたことにこのダイバー、ウツボの手の親指を食いちぎれてしまったので、なんと足の薬指を手に移植したのです!!

噛まれた瞬間の叫び声は痛々しいのですが、移植した指でゲームをしている姿には思わずホッコリしてしまいます(笑)。

yubi

それにしても、足って手にくっつくんですね……。びっくり。

\メルマガ会員募集中/

週に2回、今読んで欲しいオーシャナの記事をピックアップしてお届けします♪
メールアドレスを入力して簡単登録はこちらから↓↓

writer
PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
  • facebook
  • twitter
FOLLOW