キャバ嬢から学ぶ

最近、被雇用者である沖縄のガイドやイントラから、
信じられないような労働の現状を耳にする。
それも複数(いずれ詳細に報告します)。

そんな現場の声を裏付けるようなこんなニュースも。
■労働基準監督署が調査
http://diving-commu.jp/seanews/item_3107.html

指導団体によるイントラ資格(もしくは、イントラ自体)の質の低下と乱発、
ダイビング全般に関する知識のないオーナーが仕切る現場、
丁稚が当たり前という意識、
監視能力のない媒体(自戒を込めて)などなど、
問題点を上げればきりがない……。

また、労働基準監督署にしてもダイビングのことに関しては素人で、
労災防止の視点が「潜水士資格の取得」とピントはずれだ。
もちろん、潜水士は公的資格としておさえておくべき重要なものだが、
あくまで体裁上という意味合いが強く(これも大事)、実態は、
取得したからといってイントラの労働条件が改善されたり
減圧症が減るわけがない。ダイビング業界にいる人なら誰でもわかることだろう。

では、どうしたらいいのだろう?
そんなことを考えてばかりいた最近、タイムリーなニュース。

■キャバ嬢が労組結成へ
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp0-20091202-571683.html

キャバ嬢? と思うかもしれないが、誤解を恐れずに言うなら、
キャバ譲とガイドやイントラは共通する部分がとても多いと思う。

また、労組の可能性に関しては、業界規模やダイビングの専門性などなど、
業界の実力者や有識者は懐疑的な見方だが、
そんなことより彼女たちから学べることはとてもシンプルで、
まとまること」と「行動を起こす」ことが大事だということ。

Dコミュではこうした問題を積極的に取り上げていくので、
まずは、ぜひ声を聞かせていただきたい。

一般マスコミのように何十万、何百万という影響力はないが、
万という人には伝えることができます。

■イントラ・ガイドの雇用についてのご意見は以下メールへ
u-mix@diving-commu.jp
※感想、ご意見、体験などなど何でもお気軽に

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
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