イントラ?インスト? 穂のか?穂花?

とあるダイバー同士が、
「あのインストさんってさ〜」とか「かっこいいインストさんがいて」との会話。

インスト?

インストラクターのことだとすぐわかったが、
イントラを使い慣れている身としては何となく違和感。

このように、ダイバーと一般の方はもちろん、
ダイバーの間でも混乱する用語がある。

指導団体のSSIではカードのランクにダイブコントロールというのがあり、
これをダイブコンと略すダイバーがいる一方で、
ダイブコンピュータをダイブコンと略す人も。

そんなダイブコンピュータはダイコンと略されることが多いが、
「ダイコン忘れたら潜れない」というような会話を一般の人が聞いたら
「ダイバーは南の島まで大根を持っていって何をするんだろう……」と(笑)。

身近なところではウエットスーツのことを
「スーツ、何ミリ?」という人もいれば「ウエット、何ミリ?」という人がいたり、
BCだったりBCDだったりスタビだったり、
セカンドだったりレギュだったり。
Cカードならスクーバダイバーだったりオープンウオーターだったり。

さらに、お堅い言葉なら
無減圧潜水可能時間と減圧不要限界のどっちだろう?なんて思っていたら
「いやいや厳密には減圧停止不要限界時間でしょ!」なんて人も。

個人的に一番おもしろかったエピソード。

とあるショップで「今度、念願のDMにチャレンジします!」、
「すご〜い」なんて会話。
もちろん、DMはダイブマスターの略だが、
ダイビングを始めたばかりの看護師さんは、この会話を聞いて、
「この人は糖尿病の治療でも始めるのかな?
でも、喜んでいるし……」とチンプンカンプン。
そう、医療用語ではDMは糖尿病のこと(笑)。

ちなみに、「ほのか」と聞いて、
男性の多くが石橋貴明の娘「穂のか」ではなく、
密かに「穂花」を思い浮かべていることを、女性は知る由もないだろう。

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
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〇NPOプロジェクトセーフダイブ
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〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
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