イントラ?インスト? 穂のか?穂花?
とあるダイバー同士が、
「あのインストさんってさ〜」とか「かっこいいインストさんがいて」との会話。
インスト?
インストラクターのことだとすぐわかったが、
イントラを使い慣れている身としては何となく違和感。
このように、ダイバーと一般の方はもちろん、
ダイバーの間でも混乱する用語がある。
指導団体のSSIではカードのランクにダイブコントロールというのがあり、
これをダイブコンと略すダイバーがいる一方で、
ダイブコンピュータをダイブコンと略す人も。
そんなダイブコンピュータはダイコンと略されることが多いが、
「ダイコン忘れたら潜れない」というような会話を一般の人が聞いたら
「ダイバーは南の島まで大根を持っていって何をするんだろう……」と(笑)。
身近なところではウエットスーツのことを
「スーツ、何ミリ?」という人もいれば「ウエット、何ミリ?」という人がいたり、
BCだったりBCDだったりスタビだったり、
セカンドだったりレギュだったり。
Cカードならスクーバダイバーだったりオープンウオーターだったり。
さらに、お堅い言葉なら
無減圧潜水可能時間と減圧不要限界のどっちだろう?なんて思っていたら
「いやいや厳密には減圧停止不要限界時間でしょ!」なんて人も。
個人的に一番おもしろかったエピソード。
とあるショップで「今度、念願のDMにチャレンジします!」、
「すご〜い」なんて会話。
もちろん、DMはダイブマスターの略だが、
ダイビングを始めたばかりの看護師さんは、この会話を聞いて、
「この人は糖尿病の治療でも始めるのかな?
でも、喜んでいるし……」とチンプンカンプン。
そう、医療用語ではDMは糖尿病のこと(笑)。
ちなみに、「ほのか」と聞いて、
男性の多くが石橋貴明の娘「穂のか」ではなく、
密かに「穂花」を思い浮かべていることを、女性は知る由もないだろう。