みんな知ってるあの魚。誰も知らないホントの名前

うおっうおっ、ササウオです!

いきなりですがクイズです。この魚の名前、わかりますか?
クマササハナムロ

ヒント
①沖縄ではタカサゴやニセタカサゴとともに、グルクンと呼ばれます(正しくはウクーグルクン)
②昼間は青いですが、夜になると赤くなります

そう正解は、クマザサハナムロ

と、言いたいところですが、正しくはクマサハナムロなんですって!

日本の魚類の名前や分類は『日本産魚類検索』(東海大学出版会)が典拠になっていることが多いです。著者にはクニマスを調査した中坊徹次氏やダイビング関係の図鑑でおなじみの瀬能宏氏、そしてなんと現在の天皇陛下もいるんですよ。ハゼの項目を共同で執筆されています。

こちらが『日本産魚類検索』の第二版。2冊セットで税込価格26,250円!
2001年に発売されたため現在は品切れ状態。
Amazon.co.jpではプレミアがついて、なんと67,500円!! 売っちゃおうかな…

で、その日本では魚類分類学のバイブルになっている『日本産魚類検索』をなにげなく見ていたら、クマザサハナムロのはずがクマササハナムロに!まさか誤植のはずはないと思い、最近に出た図鑑をいろいろと調べてみたら、多くが同様にクマササになっているんです!

どうやら2001年にこの図鑑が出た頃に、改名されたみたいですね。それ以前の東海大学出版会の図鑑を見てもクマザサになってますから。10年も気がつかなかったなんて……。なのでこれからはクマササで覚えましょ!

ところで、ここだけの話。現在『日本産魚類検索』の第三版が作られています。来年の3月には発売される予定ですので、魚の名前とかいろいろと変更があるかもしれませんね。

ちなみにメバルが、アカメバル、シロメバル、クロメバルの3種類に分けられたことは比較的最近のことですが、どうやらもう1種メバルがいたみたいで、この図鑑では4種類に分けられるらしいです。気になる価格は、36,500円ほどというウワサが! とても手がとどきません……。

今年の夏は週末ごとに台風がきちゃいますね……。皆さん、ダイビングは無理なさらずにー。

うおっうおっ!

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