ダイバーが格好悪いわけ 〜けだし至言シリーズ〜
ガイドやダイバーに会う機会が多いが、「まさに至言!」と思うような、
ハッとしたり、深く頷いたり、感動する言葉を聞くことがある。
そこで、勝手にシリーズ化。耳にしたとき時にここに記そうと思います。
まあ、至言というと大げさで、グっとくる言葉くらいと思っておいてください。
初回は……
ダイバーが格好悪いのは、姿勢が悪いから
■漫画家ダイバーさん(♀)
これまで、「ダイバーは格好悪いイメージ」と多くの人から言われ、その原因を考えた時、
ダイビングを始める人の背景は保守層であるとか、遊びの性質上見た目より実を取るとか、
内面の遊びだとか、競技制がないとか、いろんなアプローチで切り込み、
果ては「本当の格好よさとはな何か」という哲学的なことまで突っ込むハメに。
しかし、先日、漫画家のお友達のダイバーに言われてハッとした。
「姿勢が悪いからだよ」。
なるほど〜。新鮮。さすが漫画家。目の付けどころが違う。けだし至言。
ボードを小脇にかかえて海へ飛び込むサーファー、
背筋をピンと伸ばしてセールを繰るウインドサーファー、
海をかっ飛ぶジェットスキーヤー。
それに比べて、うつむき加減の猫背でトボトボと海に入っていき、
えっちらおっちらエグジットするダイバー……。
確かにこのイメージは大きいのかもしれない。
その点、ボートダイビングなら、さっそうと器材を背負って、
海へバックロールでドボン!で格好いいのかも。