それでも麻呂が好き 〜至言シリーズ〜

けだし至言シリーズ

スッピンなんて、とっくに見られている
■彼氏もダイバーの女性

その夜、デート予定のとある女性。ウキウキしながらオフィスで働いていると、
どこで聞きつけたのか、憎めないが若干セクハラな男性上司に、
「お、ついに今夜はスッピン見られちゃうのかな。げひひひ」と言われ、言い返した言葉が、

「スッピンなんて、とっくに見られていますから」

「お、やりますね〜。うひひ」と去っていった上司の背中を見ながら、はっ!
「何か誤解を与えたかもしれない(赤面)」。

「もちろん、お互いダイビングが趣味だから、
スッピンなど当たり前という意味で言ったのですが、
考えてみれば、いきなりスッピンを見られるって特殊な環境ですよね(笑)」

「クリパの女性ダイバーはとても美しい」

これは多くのガイドさんから聞く証言だが、
「普段、スッピンしか見ていないから」というおまけが付く。

ずん胴に見えるドライスーツにモジモジ君なフードベスト。
さらに、鼻水垂れ〜のな麻呂から、お姫様に変身。凄まじいギャップ。

しかし、ギャップは恋のチャッカマンだがギャップの順序も大切。

男性ダイバーに街で会うとがっかりする女性は少なくないが、
逆に、女性ダイバーに街で会うとときめく男性ダイバー。

下がるギャップより、上がるギャップ。

女性ダイバーは海で出会って街で遊び、
男性ダイバーは陸で出会って海へ連れて行くが正解なのかもしれない。

ダイビングは、身も心も素の自分が出てしまいやすい環境。
そんな、ありのままを受け止めるダイバー同士の、
深い愛を示す、けだし至言なのである。いや、まあまあ至言なのである。

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
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