切ないが応援

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今日はちょっぴり切ない気分。
三重県・三木浦の「もぐっチャオ倶楽部」のガイドさん、
オーちゃんこと大津さんがお店を退社した。
取材で３回くらいお世話になっている、
僕の大好きなガイドさんの一人。
純粋に海が好きで、朗らかで優しいガイドさんだった。
なので、三木浦に取材に行くのは本当に楽しくて、
前の晩はウキウキ寝れぬ夜を過ごしたものだ。

オーちゃんは同世代ということもあり、
「どっちが先に嫁を見つけるか」などと冗談を言い合ったり、
寺子屋に登場してもらったりした。
三木浦特集でも“嫁募集”とふざけて書いても喜んでくれたし、
ノリで文章を書いてしまう僕が
「ソフトコーラルぴんこ立ち！」というキャッチを付けた
ときも笑って「いいですね〜」と言ってくれた。
そんなオーちゃんが退社をし、
しかも業界外に就職するという。
僕は将来オヤジになったときに、
昔若手として一緒に仕事をした大好きなガイドさんたちが、
オーナーなんかになって、
「おう！久しぶり〜」なんて迎えてくれてくれたら
いいな〜と夢見ているので本当に寂しい。
果てしなく寂しい。
でも、同じ30代前半ということで、
この時期を人生の転機と考えた気持ちもよくわかる。
僕もつい半年前に会社を辞めたばかりだし。
それに、不幸なことに以前、
オーちゃんは減圧症になってしまい、
これも辞める原因となってしまった。
でも、オーちゃんが選んだ道なら応援したい。
それに、オーちゃんの人柄ならどこへ言っても
信用を得ることができるだろう。
何だか切なくてちょっと込み上げてくるものがある。
でも、この込み上げてくる何かが、
オーちゃんとの大切な思い出の証なのだから、
偽善者たるもの今日の夜だけはしっかり受け止め、
そして噛みしめよう。
将来、おーちゃんと何かのきっかけで一緒に潜る機会が
あればいいなぁ。
今日は何だかおセンチな日記になってしまった……。

法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール／コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書：「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD：「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal