むらいさち

この記事は約2分で読めます。

僕が元の会社に入社して3年くらいしたときだったろうか。
撮影課にジャニーズ系のかわいい顔をした男の子がやってきた。
男色の僕は色めきたった。嘘です。
聞けば僕と同じ歳という。若く見えて驚いた。


最初は仕事など回ってこないので、
かれは週末になるとボロボロのカメラを持って
八幡野に潜りにいって修行していた。
彼は実に楽しそうに潜る。
“海が好き”が全身からあふれ出ている。
やがて一緒にあちこちに取材に行くことになる。
僕は関西担当だったので、
取材先で出される料理は新鮮な魚介類。
しかし、彼は食べられない魚介類が多く、
いつも僕がもらっていた。ラッキー。
彼と温泉に入るといつもドキドキしていた。
僕はもう彼のツルツルのお尻に釘付け。嘘です。
車を壊してしまったり、
5本潜らせてヘロヘロにさせてしまったり、
水中で一緒に歳を越したり。
最後には「あいつら組ませるとロクなことがない」と
タッグを解消されたころもあるが、
彼との思い出は盛りだくさん。
本当にいい奴だった。
天国で安らかに眠ってほしい。
違う違う、死んだんじゃなかった。
写真展、写真展。あーびっくりした。
ってことで、明日からそんなカメラマン(どんなカメラマン?)むらいさち君を中心とした写真展が開催される。
冗談はさておき、“人間が優しい”彼の
写真は人を幸せにしてくれる。
僕は来週の平日に行く予定だが、
興味がある方はぜひご来場くださいな。
「むらいさちと47人が感じた海」
http://umitime.moo.jp/

\メルマガ会員募集中/

週に2回、今読んで欲しいオーシャナの記事をピックアップしてお届けします♪
メールアドレスを入力して簡単登録はこちらから↓↓

writer
PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
  • facebook
  • twitter
FOLLOW