モルディブ赤道越えツアー9日目

バンドスに到着して部屋に入るとダブルベット……。
まさかのゴット姉さんと1つのベッドをシェア。
「まあ、しゃあないか」と思ったが、ゴット姉さん、断固拒否。とんでもなく拒否。結局、無理やりツインにしてもらう力技。そ、そんなに嫌っスか……。
翌朝。1本目は憧れのハウスリーフダイビング。


サファリではぶっ飛ぶダイビングだったので、久しぶりにのんびり潜れる。エントリー後、だらだらとフィンをはく感じが何だか楽しい。
エントリーしてすぐ、いきなりギンガメアジの大群。すごい。
浅場でトルネード
砂地に行くと、ドラキュラゴビーの赤ちゃん。かわいい。
ネジリンボウじゃ、ありません
後半、駆け上がりに戻ってくるとヨスジフエダイの群れ。きれい。
モルディブっぽい
さらに中層を見上げればツバメウオの群れ。こわい。
生首みたいで、個人的にはちょっと怖い……。
いやいやいや。なんて楽しいんでしょ、ハウスリーフダイビング。
デジカメがあれば何時間でも遊べる。
2本目もハウスリーフダイビング。
マイミクさんの“モルディブでこれやってこい指令”をやる。
これが予想以上にヘトヘトになり、楽しむどころではなく……。
3本目はせっかくだからとボートダイビング。
ダイビング前にエイコ姉さんにサファリでの快適赤フン生活の話をすると、「テラ君、ここでも赤フンで潜ってよ」。
いやいやいや。いろいろな国籍のダイバーがいるリゾートの乗り合いボートでそれはマズイ。不愉快に思わせてしまうかもしれないし、どう考えても寒すぎる。ヘタすりゃ、日本を誤解される。そんなことをエイコさんに伝えると、
「赤フンで潜ったらダイビング代、無料でいいよ」
赤フンですが、なにか?
普通に馴染んでおります
前に座っていたアメリカ人が「それは何だ?」と聞くので、
「ジャパニーズ・トラディショナル・スイムパンツだ」と言うと、
「日本人は皆そうなのか?」と聞くので、「8割方そうだ」とにらみつけておく。日本をなめるなよ。
次に横に座っていたオーストリア人が「なぜ、そんな格好をしている?」と聞くので、とりあえず重低音ボイスで「ホビー」。しかし、ホビーのニュアンスが質問とズレていたようで「わからない」の顔をされたので、「これが俺のライフスタイルだ」とメンチをきると、それ以上は何も聞かれず。こちとら大東亜共栄圏だぞ、ユーロめが。
というのはもちろんウソで(質問と答えは本当だが)、上記二人とは赤フンのおかげで友好関係。大使は赤フンをはくべきです。
日本はみんな、赤フンなわけよ。わかる?
オー、それはワンダフォー!
しかし、きっと日本を誤解してしまったのは間違いないが、
日本より自分のダイビングフィーが大事だから仕方ない。
肝心のダイビングは可もなく不可もなくといった感じで、
個人的にはハウスリーフの方が数段楽しかった。
モルディブのリゾート選びで「ハウスリーフがいい」かどうかを気にするダイバーが多い理由をやっと身を持って理解する。
ということでモルディブ最終ダイビングが終了。
ダイビング終了後、部屋にて。楽しかったが疲れた……
カメラを向けられかろうじてピース。この後、爆睡
明日はモルディブの姉さん衆の集まりにお邪魔する予定。
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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
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