フォト派のヒヤリハット体験談
編集部に届いたフォト派のヒヤリハット体験談の傾向をまとめた結果。
■ヒヤリハットの対象
減圧症関連 24%
離反関連 21%
残圧関連 18%
器材 8%
他ダイバー 7%
体 5%
環境 2%
危険生物 2%
その他 13%
最も多かったのが減圧関連。
〝関連〟と書いてあるのは、〝減圧症〟ではすでに立派な(?)潜水事故なので、
減圧症には至らなかったものの、
減圧症を予感させるヒヤリハットが多かったということ。
同じように離反(グループやバディとはぐれてしまうこと)や
残圧切れ直前の事態に陥ったことのある人が多いようだ。
この3大ヒヤリハットは、裏を返せば、
その行き着く先のトラブル、
つまり、減圧症、離反、残圧切れがフォト派の3大リスクということを示している。
どれも死亡につながる重大トラブルなので、絶対に回避しなければならない。
フォト派の3大ヒヤリハット体験談を見ると、
急なダウンカレントなどのような突発的なヒヤリハットとは異なり、
注意していれば防げるものばかり。
また、ヒヤリハットの原因は、
他人や環境など外的要因ではなく、多くが自分にある。
■ヒヤリハットの原因
自分 81%
他人 12%
その他 7%
つまり、フォト派のヒヤリハットの多くが、
自分の行動に起因して起こっているということがいえるのだ。
では、具体的にはどのようなことに気をつけて潜る、
または撮影すればいいのだろうか?
明日は、生の体験談を紹介していくので、
ぜひ具体的な注意点、予防策の参考にしてください。