どっち派? ジャイアントorバックロール

ボートダイビングのエントリー方法といえば、
ジャイアント・ストライド・エントリー(以下:ジャイアント)と
シッティング・バックロール・エントリー(以下:バックロール)。

こんなのもあるけど……
ダイビング スキル
フロントロール・エントリー

エントリーは船のタイプによって異なるので、
好きも嫌いもなにもガイドの言う通りに従うしかないケースが多いが、
自分の場合はジャイアントのほうが好き。
なので、「バックロールよりジャイアントが苦手……」と言うダイバーさんがいて驚く。

個人的に、バックロールは後頭部から見えない背後に向かって落ちていくのが何となく不安。
少しずれる例かもしれないが、水着で海に飛び込むときに、
頭からより足から行きたい感じ。頭からってのは何となく不安を感じてしまう。
あと、首から水が入ってくる感じもちょっと嫌。

その点、ジャイアントは目で確認しながらエントリーできるので安心感がある。
これは当たり前のことだと今まで思っておったが、
最近、ジャイアントの失敗を目の前で見て思いなおした。

見ていると、揺れる船に立つことや、船のヘリに立つことに苦労している様子。
結果、足場が定まらない不安定な状態で飛び込むことになって顔面強打の刑……。
確かに体力のある男性比べて女性は、
重いタンクを背負って行動するのは大変なのかもしれん。

ということで、気になったのでアンケート(mixiコミュ「ダイビングのことなら何でもAtoZ」)。

ダイバー100人に聞きました!
Q.ジャイアントorバックロール。どちらがやりやすい?

■ジャイアント  45
■バックロール  25
■どちらでも同じ 26
■その他     4

ジャイアントが半数以下で、バックロールが25人もいたことにびっくり。

ジャイアントが苦手な者は、立ち上がることが怖いという意見が少なくないようだ。
また、「船べりに足をそろえるのが怖い」という意見もあるが、
ジャイアントの場合、片足を船べりにかけたら、
その足を軸に、もう片方の足は船べりをまたぐようにエントリーすると体が安定する。
またげないような高い船べりの場合は、そもそもジャイアントには適していない。

また最近ではカメラを持ってエントリーすることも多くなり、
コンデジを持った手を上げ、
カメラに衝撃を与えることなくエントリーできるという理由で
ジャイアントを支持するという意見も多数。

ちなみに、一眼&ハウジングのような大きなカメラの場合は、
カメラをロープに吊るしてまずは水に沈めてから
(水面まで手が届く場合は手で持って沈めてから)サイドロールするなど、
カメラに衝撃が伝わらないように工夫が必要だ。

※最初にも言ったように、エントリー方法は好き嫌いというよりボートの環境次第。
あくまでお遊びの意識調査です。

■おまけ。バックロールでこんなことにならないように……

 

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
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