葉山の海に命を吹き込む!ダイビングショップNANAが31名のダイバーと藻場再生活動を実施

葉山の海で、ダイビングショップNANAが主催する藻場再生活動が10月4日(土)に実施された。参加したのは全国から集まった31名のダイバーたち。磯焼けの影響で減少した海藻「カジメ」を再生させるため、胞子嚢(ほうしのう)付きの葉を採取し、スポアバッグを使って新たな藻場を育てる試みだ。葉山の豊かな海を次世代へつなぐための継続的な活動として注目を集めている。

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カジメの胞子葉を採取し、スポアバッグで再生へ

葉山の海は一部磯焼けの影響でカジメの数は減っているが、場所によってはまだ元気な群落が残っている。今回はまずそのエリアにエントリーし、参加者全員で胞子嚢が付いたカジメの葉をていねいに採取。港に戻ってから、水に分解される「スポアバッグ」に葉を入れた。袋の小さな穴から胞子が海中に拡散し、新たな芽が根づくことを期待している。

カジメが多く残っているエリア

カジメが多く残っているエリア

胞子嚢が付いているカジメを採取

胞子嚢が付いているカジメを採取

カジメをスポアバッグに入れる

カジメをスポアバッグに入れる

スポアバッグは(おもり)を使ってカジメが少なくなった場所へ設置。カジメの成長には水温が大きく関係するため、冬にしっかり水温が下がることがカギだと言う。例年では1月末ごろから新しい芽が確認されるため、今回の設置地点も定期的に観察を続けていくとのこと。

カジメの少ないエリアにスポアバッグを設置

カジメの少ないエリアにスポアバッグを設置

継続は力なり!次回は12/13(土)開催予定!

藻場再生活動は、一度きりでは成果が見えにくい。だからこそこのような活動は継続してこそ力になる。次回の開催は12月13日(土)を予定。参加方法などの詳細はダイビングショップNANAのホームページやSNSの最新情報をチェックしよう。
▶︎ダイビングショップNANAホームページ

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PROFILE
0歳~22歳まで水泳に没頭し、日本選手権入賞や国際大会出場。新卒で電子部品メーカー(広報室)に入社。同時にダイビングも始める。次第に海やダイビングに対しての想いが強くなりすぎたため、2021年にオーシャナに転職。ライターとして、全国各地の海へ取材に行く傍ら、フリーダイビングにゼロから挑戦。1年で日本代表となり世界選手権に出場。現在はスキンダイビングインストラクターとしてマリンアクティビティツアーやスキンダイビングレッスンを開催。
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