【3点セット】フルフット&ラバーにこだわり15年
どんなフィンを選べばいいですか?
これはよくある質問じゃが、わしはこれまでずっと一貫して
「フルフットのラバーフィン」と答えてきておる。
お気に入りのラバーフィンたち。左からワープ・ミニ、スーパーミュー、スーパーミューxx
足を包み込むフルフットフィンは、
キックのパワーや意図するキックの動きをそのままフィンに伝えることができる。
そして、ラバーのしなやかな弾力&反発力がより高い推進力を生みだすのじゃ。
つまり、足がそのまま大きくなったようなフィンというわけじゃね。
もうひとつ重要なのが、フィンのしなり方と重さのバランス。
フィンの根元(足首周り)に安定感があり、先にいくに従って徐々にしなるフィンが理想的じゃ。
根元はしっかり 先にいくにしたがってしなる
そんなフルフットのラバーフィンを追求すれば、
自然といきつくのがミューやスーパー・ミューであり、
ワープフィンやワープ・ミニというわけじゃ。
実際、わしが初めて使ったフィンはミューで、以来、15年フルフットのラバーフィンが基本。
その後、いろいろフィンを試してみたこともあるが、
やはり最後はフルフットのラバーフィンに戻ってくる。
形状の凝ったメカニカルなフィン、
反対にペラペラで変形したプラスチックのフィンを履いた外国人ダイバーに
「日本人ダイバーはみんなこのフィンね」と少し茶化されることもあるが、
これが日本の技術の粋だと言いたい。
彼らの言葉でいえば、まさに「シンプル イズ ベスト」を体現したフィン。
ラバーフィンのしなりを見ると、自然界ではイルカや魚のヒレ、
工学の世界ではレーシングカーや航空機などの、
いずれも効率よくスピードを出すために、余計な装飾や機能が削られ生みだされた、
独特の美しい流線形を思い出す。
■美しい流線形のしなりで効率よく進む
http://www.youtube.com/watch?v=fHujEgF31Jo
http://www.youtube.com/watch?v=YVPcKIEk5AE
■水をフィンの中心へ集め、まとめて後ろへ送り出す
http://www.youtube.com/watch?v=4XXYs8AxHxU
以上のような理由でわしはラバーフィンのラインナップを愛用しておる。
わしの場合、基本はスーパーミューとワープ・ミニで、
ドライスーツのときはスーパーミューXXじゃが、
脚力のない女性の初めの一本にはミューがいいじゃろうし、
脚力や用途によっても選択は異なるじゃずじゃ。
和尚の愛用フィンはワープ・ミニとスーパーミュー
ダイビングの基本である〝泳ぐ〟ことに多大な影響を及ぼすフィンは、
3点セットの中でも特に重要。
サイズの合うフルフットのラバーフィンを基本に、
重さや強度など、以下の情報や実際に手に取って自分の一本を見つけるのじゃ!
★フィンのお供、ブーツ選びも実は重要!
わしは、足首の自由度を重要視。足首周りの素材が柔軟であったり、
斜めの形状(泳ぐときに自然な形)になっているものを選ぶ。
ただ、エントリー場所によっては底の厚さを重要視することも。
【ブーツ】
◆GSブーツ ミューブーツ
ソールが厚く岩場も安心のGSブーツ、
保温性が高くカカト部が斜めで蹴りやすいミューブーツ、
カカト部の自由度が高いワープブーツ
★マスクはアンバーカラーの一眼レンズがお気に入り
フィン選びありきで「同じメーカーでそろえたい」というのが正直なところ。
他社と大きな違いが出せないアイテムでもあるが、
フィンがこれだけ素晴らしいのであれば、
間違いなくマスクもスノーケルもいいはずじゃしのう。
マンティスシリーズ最高モデル「マンティスLV」
GULL史上最強モデル「ヴェイダー」
実際、使ってみたところ、快適でデザインもかっちょいい。
特にわしが気に入ったのは「UV-Aプロテクトレンズ」で、
水面で船を待つ時のまぶしさがなくなり、かなり快適度アップしたぞ。
【マスク】
◆VADER
◆MANTIS LV
★スキンダイビングでも大活躍!
わしがダイビングと同じくらい好きなドルフィンスイム。
スノーケルがより重要になってくるが、角度が調整できアゴが疲れず、
ツインパージバルブでスノーケルのしやすさも抜群で、
こちらも愛着もって使っていけそうじゃ。
水の抵抗を後ろへ受け流す形なので、スノーケルにも最適
【スノーケル】
◆SUPER BULEET
◆CANAL STABLE