命が環となって巡る——齋藤利奈 写真展「The Circle of Life」4/8より新宿で開催

スキンケア広告B

第26回三木淳賞受賞作品が、ニコンサロンで展示

2025年4月8日(火)から4月21日(月)まで、ニコンプラザ東京内・ニコンサロンにて、写真家・齋藤利奈さんの写真展「The Circle of Life ~海に息づく命の環~」が開催される。本展は、2024年度「第26回三木淳賞」を受賞した作品群の展示で、命が繋がり巡る海の世界をテーマに、静かで力強い海の営みを写し出す。

小さな命のきらめきと、死をも包み込む“()”としての海

海という広大な舞台で、求愛、産卵、誕生、死といったドラマを繰り広げる生きものたち。齋藤さんは、カラフルなサンゴ礁や巨大魚群といった、わかりやすい美しさにとどまらず、鹿児島や瀬戸内など、日本の沿岸部に息づく小さな命の瞬きにも光を当ててきた。

本展のテーマ「The Circle of Life」は、ただの生命の循環ではなく、“死”のあとにも命が海に還り、新たな命の糧となるという、自然界の美しくも厳しい真理を捉えたもの。

「ファインダーを通して捉えた、環になり巡る命の煌き。この写真展が、海や自然へと思いを馳せるきっかけとなれば幸いです」(齋藤利奈)

トークイベントも開催:水中撮影の裏側や生物の生態に迫る

展示期間中の4月12日(土)15時からは、齋藤さんご本人によるトークイベントも開催。作品の解説に加え、撮影時のエピソードや水中写真の機材、生物の生態、そして変わりゆく海洋環境についても語られる予定だ。

会場にはさまざまな生き物の生態を捉えた38点の作品がぐるりと展示され、生命の環を感じさせてくれる

命の儚さと力強さを、美しい作品として私たちに届けてくれる齋藤さんの世界。ダイバーはもちろん、海に関心のあるすべての人に届けたい展示だ。ぜひ足を運んで、海の深みに宿る命の物語を感じてみよう。

展示概要

齋藤利奈 写真展「The Circle of Life ~海に息づく命の環~」

•会期:2025年4月8日(火)~4月21日(月)※日曜休館
•在廊予定:4月8日(火)、11日(金)、12日(土)、14日(月)
•時間:10:30~18:30(最終日は15:00まで)
•会場:ニコンサロン(ニコンプラザ東京内)
•入場:無料
•詳細:公式ページはこちら

【齋藤利奈 トークイベント「The Circle of Life」】

•日時:2025年4月12日(土)15:00~16:00(14:45~受付開始)
•会場:ニコンサロン(ニコンプラザ東京内)
•参加費:無料(当日先着順・定員20名)

場所の詳細

Profile
齋藤利奈(さいとうりな)
1984年大阪府生まれ。同志社大学文学部美学芸術学専攻を卒業後、京都市立芸術大学大学院音楽研究科音楽学専攻修了。2012年、沖縄でダイビングライセンスを取得し、海で出会った生きものの記録のために写真を撮り始めた。

その後、水中写真家の作品に感銘を受けたことをきっかけに、作品制作への関心を深め、2019年からはレンズ交換式カメラによる水中撮影を開始。

南国の海や大型海洋生物、魚群に魅せられ、海外や沖縄を中心に潜ってきたが、コロナ禍により西日本の海に目を向け、その豊かな生態系に心を動かされる。

生物の求愛、産卵、誕生といった命の瞬間を追いながら、命の終わりがやがて次の命を育む糧になるという、自然の循環に焦点を当てている。現在は「命の環」や「海洋環境」をテーマに精力的な活動を続けている。

主な受賞歴
•2020年 地球の海フォトコンテスト 自由部門 グランプリ・舘石昭賞
•2021年 串本海中フォトコンテスト 金賞
•2022年 フジフイルムフォトコンテスト ネイチャー部門 銅賞
•2022年 宮古島フォトコンテスト グランプリ
•2022年 JTAフォトコンテスト 中村征夫賞
•2024年 日本水中フォトコンテスト 準グランプリ(グランプリなし)
•2024年 Sony World Photography Awards 2024 Open 自然・野生動物部門 shortlist

\メルマガ会員募集中/

週に2回、今読んで欲しいオーシャナの記事をピックアップしてお届けします♪
メールアドレスを入力して簡単登録はこちらから↓↓

登録
PROFILE
海とスキューバダイビングの総合サイト・オーシャナ、つまりこのサイトの編集部です。

いろんなニュースや、オーシャナからのお知らせを発信しています。
  • facebook
  • twitter
  • Instagram
  • youtube
FOLLOW