フロリダのマナティと泳ぎに行こう!

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フロリダのマナティー(撮影:グレッグ)

2015年2月にフロリダのマナティトリップを開催します

アメリカのフロリダ半島海域に生息している、フロリダマナティ。
海水温の高い夏の時期には、海に散っているこのマナティが、冬になると水温の低い海から、地下水の湧き出ている泉へと集まってきます。
多いときには、数百頭が同じ海域に群れています。

それは、地下水の水温が1年を通して約22度に保たれていて、冬に22度を下回る海水温よりも暖かくなるため、この暖かい水を求めて集まってくるからです。

フロリダ半島西岸にあるクリスタルリバーでは、毎年12月頃から3月頃まで、マナティゾーンという、観光客に邪魔されることなくマナティが体を休めることができるエリアが設置されます。

それだけ多くのマナティがこのクリスタルリバーに姿を見せるということです。
この中でも特に有名な場所がスリーシスターズと呼ばれる、三カ所から湧水の出ているポイント。

フロリダのマナティー(撮影:岡田裕介)

お母さんのおっぱいを飲むマナティの赤ちゃん。マナティのおっぱいは、脇の下にあります

淡水ではあるけど潮の満ち引きの影響を受けるこのエリアでは、条件が良ければ、美しい透明度を誇る神秘的な水中景観の中で、体を休めるマナティたちに遭遇することが可能です。

また、その近辺エリアの浅瀬では、子供のマナティが人にまとわりついてきて、「ここ掻いて、あそこ掻いて〜」と甘えてきます。
成長期で歯がかゆいのか、ときには、スキンのウエットスーツをハムハムと甘噛みしてくることも。

見た目はカワダサなイメージのこのマナティの無警戒心ぶりを、実際に目の当たりにして「守って上げたい!」と母性本能をくすぐられ、ハマってしまう女性も多いようです。

2015年マナティスイム 日程

オーシャナでは、こんなマナティと会いに行くスペシャルトリップを2015年2月14日(日)日本出発、2月22日(日)日本帰国の合計9日間で、開催することにしました。

現地での受け入れは、全日程参加ではなくて、この期間中であれば、合計、5日間、7日間などのスケジュールのご相談も可能です。

スケジュールは、2015年2月14日(土)日本発〜22日(日)日本帰国の8日間。

1日目(土) 日本からハブ空港を経由してフロリダ西海岸のタンパへ
       送迎車にてクリスタルリバーに移動
       クリスタルリバー泊
2日目(日) マナティスイム
3日目(月) マナティスイム
4日目(火) マナティスイム・レインボーリバー
5日目(木) マナティスイム
6日目(金) マナティスイム・ホモサッサワイルドライフパーク
7日目(土) タンパ空港発
8日目(日) 日本帰国

現地のその他のスポット

レインボーリバーは、クリスタルリバーの町から車で約40分のところにある清流で、この川でドリフィトスノーケルが楽しめます。
また、古代魚のガーフィッシュやカワウソなどを見る事ができます。

フロリダの古代魚ガーフィッシュ(撮影:グレッグ)

ホモサッサワイルドライフパークは、クリスタルリバーの隣町にあり、車で約20分。
怪我をして保護されたマナティや、アメリカで見られる他の動物、野鳥たちを中心に、多く飼育されています。
マナティなどに関する、スタッフのレクチャーを聞くことができます。

この2カ所に行くのは、現地の天候など、状況を考えて行く日程を調整します。

自然写真家・岡田裕介さんが同行

このスペシャルトリップに現地同行するのは、マナティの写真でナショナルジオグラフィック誌の国際写真コンテストの世界大会奨励賞を受賞した自然写真家の岡田裕介さん。

彼は、マナティ以外でも、バハマのタイセイヨウマダライルカ、トンガのザトウクジラ、メキシコのバショウカジキ、西オーストラリアのアシカ、フォークランド諸島のペンギンなどの撮影も行っています。
岡田さんは、この写真の撮影のため、現地に2週間程滞在してマナティの撮影を行いました。

どのようにマナティにアプローチすればいいのかなど、彼を通じてマナティの話も聞くことができます。
また、岡田さんは、GLAYや浜崎あゆみなど、メジャーアーティストのライブ撮影なども手がけています。

自然写真家・岡田裕介 フロリダのマナティー(撮影:岡田裕介)

また、現地フロリダに在住して、マナティの撮影をライフワークにしている自然写真家のグレッグ・スイニーさんが、ツアー中の移動から、どこがマナティ撮影に適しているかなど全てにおいて、岡田さんと一緒にサポートしてくれます。

また、彼も自分と一緒に、バハマのタイセイヨウマダライルカ、トンガのザトウクジラ、メキシコのバショウカジキ、バハマのタイガーシャーククルーズ、南アフリカのサファリ、フライングジョーズなどのスペシャルトリップを行っています。

写真家というと、撮影に対してストイックでとっつきにくい印象がありますが、岡田さんも、グレッグも、そんな雰囲気はなく、優しくて、気さくで、周囲の人たちを自然な感じで配慮してくれます。

岡田さんからのコメント

自分にとって自然写真家としてのキャリアの出発点は、フロリダ州のクリスタルリバーに生息するマナティの写真で、ナショナルジオグラフィック誌の国際写真コンテストの2009年度の世界大会で奨励賞を受賞した事でした。

フロリダのマナティー(撮影:岡田裕介)

ナショナルジオグラフィックの奨励賞を受賞した写真

自然相手の撮影を始めたばかりで経験も浅かった僕は、既に多くの写真家に撮られ発表されているこの被写体を、どのように自分らしく写せばいいのか悩みながら撮影をスタートしました。

しかしマナティは野生生物としてはびっくりする程フレンドリーで、フィンをかじってきたり、触って〜とお腹を見せてきたり。
無邪気で人懐っこくて愛らしい彼らと毎日のように一緒に過ごすうちに、こちらも穏やかで優しい気持ちになり自然と肩の力が抜けて、撮影していた事を思い出します。

そんなマナティ。
浅く穏やかな海域で、一緒にゆっくりと過ごしませんか?

フロリダのマナティスイム 概要

最小催行人数8名、最大16名。

現地費用基本料金・全日程参加の場合で、ホテルのお部屋をシェアした場合には、19万7千円。
お部屋をシングルユースの場合には、シングルユース料金がプラスされます。

料金には、5日間のマナティスイム代(ポンツーンボートをレンタルします)、レインボーリバースイム代、ホモサッサワイルドライフパーク入場料、タンパ空港からクリスタルリバーまでの送迎代、レインボーリバーやホモサッサまでの送迎代、ガイド代などが含まれています。
日本からタンパまでの国際線費用、現地での食費は別途になります。

全日程参加でない場合、参加される日数で料金が違ってきますのでお問い合わせください。

お問い合わせは、以下からお願いいたします。

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PROFILE
慶応大学文学部人間関係学科卒業。
産経新聞写真報道局(同紙潜水取材班に所属)を経てフリーのフォトグラファー&ライターに。
以降、南の島や暖かい海などを中心に、自然環境をテーマに取材を続けている。
与那国島の海底遺跡、バハマ・ビミニ島の海に沈むアトランティス・ロード、核実験でビキニ環礁に沈められた戦艦長門、南オーストラリア でのホオジロザメ取材などの水中取材経験もある。
ダイビング経験本数5500本以上。
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