企画展「よみがえる軍艦 エルトゥールル号の記憶」
大阪で開催中のダイバーにオススメの企画展を紹介する。
よみがえる軍艦 エルトゥールル号の記憶
〜日本とトルコの絆〜
http://www.jikukan-ogbc.jp/turkey_event.html
意外と知られていないトルコと日本の絆。
発端は、明治23(1890)年9月16日、
オスマン帝国の親善使節団を乗せた軍艦「エルトゥールル号」が、
台風により和歌山県串本町大島沖で座礁したことに始まる。
乗組員の多くの命を落としたが、地元住民の救助活動によって69名の命が救われた。
この出来事は、日本とトルコで語り継がれ、今日に至るまで有効の証となっている。
平成20年より、エルトゥールル号遭難海域の水中で発掘調査が行われ、
今回の企画展で発掘された遺物を展示するとともに、
水中考古学を取り巻く様々な活動を紹介される。
また、発掘調査が行われていた串本沖やトルコの海中の様子を3D映像など、
ダイバーが楽しめる企画も盛りだくさん。
※
発掘調査の水中撮影を担当し、企画展にも協力している
水中カメラマンの赤木正和さんに企画展の見どころを聞いた。
トルコのエーゲ海は、海洋考古学の発祥の地。
企画を通じて、海洋考古学のおもしろさを感じていただければ嬉しいです。
会場では、発掘現場の様子を3Dで見ることができ、臨場感を味わうことができますよ。
また、トルコのダイビング事情が紹介されていたり、
そもそも企画展が行われいる「なにわの海の時空間」自体が海洋博物館なので、
ダイバーは飽きることなく楽しめるのではないでしょうか。
赤木さんの写真展が同時開催されており、
毎週日曜日には赤木さん自らが企画展を紹介するギャラリーツアーが行われる。
ダイバーの方、必見です!
■10月4日(火)〜11月6日(日) ※毎週月曜日休館
■大阪市立海洋博物館「なにわの海の時空館」展示棟1階 企画展示室
※詳細はこちらをご覧ください。
http://www.jikukan-ogbc.jp/turkey_event.html