DIVE BIZ SHOW(ダイブビズショー)2014徹底レポート
2014年1月28日(火)・29日(水)で行われていた、ダイビング総合ビジネス展DIVE BIZ SHOW(ダイブビズショー) 2014に行ってきました!
今年は全14メーカーが集まり、それぞれが新作や人気商品を展示。
大勢の海関係の方々が集まって大賑わいでした!
各メーカーに聞きました!
“コレぞ我が社のイチオシ商品”
DIVE BIZ SHOWはご存知の通り、年に一度のダイビング総合ビジネス展。
各メーカーの担当の方に、「ズバリ今年の一押し商品はなんですか?」と聞いてきました!
今年は何を買うか、きっと迷ってしまいますよ~。
※ご紹介は50音順。
また今回は一般のダイバーさんでも購入可能な商品からご紹介しています。
シーアンドシー・サンパック株式会社
MDX-RX100Ⅱ
担当者さん一言コメント(以下:担):いままでなかった需要に答えました!
ソニーのサイバーショットが中に入る、ハイエンドコンパクトカメラです。
各種設定ボタンは右手だけでダイレクト操作が可能。
しかも、万が一の浸水を知らせる“ハウジングリークセンサー”をオプションで付けられます。
LX-1000V。22,000円。
担:そしてこちらが、春発売予定の1000ルーメンのLEDライトです。
見てください、このコンパクトさ、手のひらサイズです!
光量は、OFF、100%、50%、10%、フラッシュモードに調節可能。
コンデジにも装着できる大きさなのがいいですね。
「価格はもう少し安くなるかもしれません」とこそっと教えてくれました。
発売が楽しみです。
スキューバプロ・アジア株式会社
Sプロからはダイビングコンピューターのご紹介。
担:各シチューエーションに合わせたものになりました!
どういうことかと聞くと、水温や運動量(タンクデータ)、浮上速度などを瞬時に計算し、潜水中に修正してくれるというもの(オプション装備のものもあります)。
もし途中で急浮上してしまっても、そのデータをもとに安全なダイビングが続けられるよう計算をし直してくれるのだとか。
浮上速度が速い時にだけピピーと警告音が鳴る私のダイコンより格段に進化していることが伺えます。
価格はCHROMIS(写真上で担当者が持っているもの)が66,000円、オプションでハートレーとモニターが付けられるMERIDIAN(標準モデル)が78,000円です。
株式会社タンク(SUN FUN)
SUNFUNからは、ソフトドライスーツ。既製サイズで259,350円~。
ドライスーツって、陸から水中まで本当に動きづらいですよね・・・。
とくに全部準備してからの、タンクを背負う瞬間、足首の動きの悪さに転びそうになったことありませんか?
担
そんな方もこれでもう大丈夫。ソフトドライスーツは生地が柔らかく動き易いだけでなく、くるぶしのところは強化パットをあえて短くしてあるんです。
だから水中のフィンワークもとっても楽ですよ。
本当は生地の強化もしたいところだけど、このドライスーツでは何より泳ぎやすさを追求しました、とのこと。
ソフトドライスーツ、是非一度、試してみたいものです!
株式会社タバタ(TUSA)
担
紹介したいものがいっぱいあるんで、いっぱい紹介してもいいですか?笑
ということで、まずは新製品マスク・Tina(14,000円)をご紹介!
実は今年のTUSAのマスクのカタログモデル・・・私、務めさせて頂きました!
こちら、マスクにアクセサリーを付けることが可能なんです。
–
海用のアクセサリーじゃなきゃいけないのですか?
担
お持ちのチェーンアクセサリーはもちろん、市販のスマホや携帯のイヤホンジャック用のアクセサリーを差し込むこともできますよ!
マスクフェイスも可愛くなくっちゃね!
次はウォータープルーフバック(大:5,500円、小:4,500円)
可愛い関連で紹介すればコレ!
担
実はこれ、即決できまったアイディアなんです。可愛いでしょ~?
ノリノリでご紹介いただきました。
日本アクアラング株式会社
世界初・ソーラー充電式のダイコン“カルム”をご紹介!¥80,000(予定)。
担
ソーラー充電なので、面倒な電池交換はもういらないんです!
ソーラー充電式には私も興味津々です。
◆ちょっとここで脱線
実はこのダイコン、TUSAからもこの度“DC-Solar”という商品名で発売されます!
ソーラー充電式ダイビングコンピューター・“アクアラングとTUSAの違い”は?
カルムとDC-Solar(どちらも同じメーカーの日本製)の違いは大きくわけて2つです。
1.オリジナル機能の違い
アクアラング:50本・100本などごとにお祝いのメッセージが表示される“アニバーサリー機能”が付いています。
ダイビングがもっと楽しくなっちゃいますね!
TUSA:アニバーサリー機能の代わりに、“M値警告音が鳴るシステム(世界初)”が搭載されています。
※無減圧限界時間に加えて、体内窒素圧が設定値(95%・90%・80%)になったら警告音を出すことによって、減圧症罹患のリスクを低減します。
2.潜水時のメイン画面に一番大きく表示される項目の違い
アクアラング:“現在水深”を表示。
TUSA:“無減圧限界時間”を表示。
自分のダイビングスタイルにあったダイコンが見つかるといいですね!
株式会社ビーイズム
ダイコンのラインナップが見どころのビーイズム。
写真はDive Beans Duo ADVANCEで67,000円。
なんと今年は、時計型ダイビングコンピューターの先駆けとして、人気を博したDIVE DEMOがチタン製、さらにソーラー充電式になり、“復刻版”として登場します。
担:こちらは古くからのファンの方もいてくださるので、楽しみにしていてほしいです!
さらに女子目線の私はウォータープルーフバックに注目!
ウォータープルーフバックの取り出し口、通常はベルクロですよね?
ベルクロだとお気に入りのタオルもラッシュガードも繊維がくっついて、生地がダメになったりしませんか?でも、ビーイズムのはそんなことは心配ご無用。
チャック開閉式なんです!
担
昨年、同じ商品があったのですか、容量が足りないとユーザーから意見を頂いたので、今年は大きめに作りました。
色は白と薄いピンクで展開、そして肩からもかけられます。
私は船上への荷物が多いので利便性の高いこのバックにとても魅力を感じています!
M:3,800円、L:5,800円。写真ではLを持っています。
株式会社フィッシュアイ
今回フィッシュアイからはストロボ2灯をボタンで遠隔操作できる機能をご紹介。
担:これはすごく便利で機能性はばっちりです!見た目ではあまりわからないと思うので、ぜひ一度使ってみてほしいです!
ハウジングのグリップ部分に装着すれば2つのストロボを右手の親指だけで同時に操作可能です。
機械自体もコンパクトにまとめられているので、荷物になる心配もありません。
株式会社マスク(GULL)
GULLからはフィンとマスクをご紹介。
私が注目したのは、この色!
担:人気色を今年はフィン・マスクセットで揃えられるようになりました。
新色も出て、ラインナップが増えました。
ボルドーより少しパープルに近く、とってもオシャレ♪
男女問わず使えます。
この色を持っている人がいたら間違いなく目がいくんだろうな~と思いました。
また、ココロアシリーズには相変わらず心をわしづかみにされます。
ビビットからパステルまでの絶妙な色使いには女性ファンだけでなく、もしや男性ファンも多いのでは?
マレスジャパン株式会社
女性がラッシュガードを着る理由は、寒いから?焼けるから?
もちろんそれも大事な理由一つですが、私の場合、ご飯を食べたあとのお腹のぽっこりを隠したいからだったりもします(笑)
そんな方にはマレスのラッシュガードがオススメ!
担
ラッシュってぴったりと張り付くイメージですが、これはゆったりしていることが特徴なんです。濡れた身体にも着やすいし、もちろんお腹も隠せますよ(笑)
また、このラッシュ、ガーリー過ぎないのも私が惹かれた理由の一つ。
ダイビングはカッコよく主義の方にも良いかも。
色展開はピンクと水色の2つです。
そしてもう一つ、器材からはフィンに注目。
真ん中からまるで関節のように曲がるこのフィンはどんな蹴り方をしても進む優れもの。
自転車漕ぎをしてしまう方や、初心者の方、またとても軽いので女性にも使いやすいかもしれませんね!
エクストリーム:23,800円。
村上商事株式会社
ちょっと面白グッズを発見しました!
一見、普通のタッパー?お弁当箱?
いやいやこれ、「バロクック」と言って、お湯が沸かせ、食材も温められるつわものなんです!
一番下の耐熱容器に一見ホッカイロのような発熱パックを入れます。
そしてそこに規定量の水をかけると・・・あら不思議!蒸気が!
その上にステンレスの調理皿を置いてそこに水を張れば、15分ほどで食材が温まるというシステム。
担
これさえあれば、アウトドアで熱燗だって飲めちゃいますよ!
なんということでしょう(笑)
これからの季節、流氷ダイビングやオーロラなどの撮影時に欠かせないものになりそうですね!
バロクックセット(発熱パック1こ付)は2,500円。発熱パックは220円。
それからもうひとつ!
こちらは水中ライト、KELDANです。
最高8000ルーメンととても明るく、電池は充電式と使い勝手は文句なし。
なかでも私が注目したのは、全5色出る光の中でも「シアン」という色。
シアンで照らすと、照らされた先は20mの海の色になるんです。
つまり、50mの水中でもシアンで照らせば20mの水中と同じ色合いで写真を撮ることも可能ということです。
担
ブラックライトモードにすれば、発光生物なんかも探せるこのライト。何がどう光るかわからないから、ライトを当てながら潜るのも面白いかもしれません。
株式会社モビーディック
昨年までのウエットスーツも目立つということで注目されていましたが、今年はさらに目立つ。
ジャジャン!
水中に入ってもなかなか吸収されない色使いで目立ちそう。
迷子になる心配はなさそうですね(笑)
でも、私が注目しているのは、コレ!
寒い冬には、暖色が一番!それに可愛くないですか?
担
確かにそのドライスーツは人気あります。でも今年のオススメはこちらですよ!
と見せてくれたのは、前で始まり、前で終わるファスナータイプのドライスーツ。
前ファスナーとは違うんですね。
担
このファスナーの位置にこだわりがあるんです。
水中で肩にファスナーがあると動きにくいし、痛いですよね。
少し下持ってきたことで、肩周りの煩わしさがなくなりますし、いざと言うときは自分で開閉することもできます。
そしてここでさらに朗報!
今年からサイズオーダーが無料になります。
自分にピッタリサイズのオーダーメイドスーツが手に入りますね!
ワールドダイブ株式会社
ワールドダイブからは、新感覚・羽織れるウエットスーツをご紹介。
担
持っているウエットと合わせて羽織ることでオシャレに見えますし、ウエットを脱がなくていいので温度調節も楽に行えます。
–
なるほど。でも、フードベストの方が中に着る分温かいイメージがありますけど、そのあたりはどうなんでしょう?
担
実は、中に着ても外に羽織っても体感温度に大差ないんです。だったらオシャレなほうがいいですよね。
天気も良く水温の高い海ではコレ一枚で、少し冷えてきたらウエットの上にと、一石二鳥といった感じでしょうか。新しいですね!
fourth element japan(フォースエレメントジャパン)
2001年に2人の創業者のダイビングへの欲求不満から誕生し、2011年に日本に総合代理店が設立されたfourth element。
そんなfourth elementからは、今話題のシェルドライスーツご紹介。
担
スタイリッシュなデザイン、最高級の生地とパーツ、そして着心地の良さが特徴です。
そしてここを見て、ほら!
と見せていただいたのは、ファスナーの部分。
柔らかいので、ぐにゃぐにゃ曲げられます。
担
とても柔らかく、スクイーズでの痛みはほとんど感じられません。
そしてシェルドライはスーツ自体の保温性は低いので、年中着られるというもの特徴です。
–
fourth elementのシェルドライスーツのオススメの点を教えてもらえますか?
担
うちのメリットはまず、ファスナーが柔らかい樹脂性で動きやすいことと、樹脂だと割れる心配なないというのが特徴です。その点で自衛隊にも選ばれています。
値段は内側の素材の質が発汗性の良いものになることで変わります。少し高いかもしれないけれど、その分良いものを提供します。日本人がネオプレンに慣れているからシェルは選びづらいというのであれば、シールの部分をネオプレンにすれば不安やストレスはかなり解消されると思いますよ。
駆け足でご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
春に発売予定の商品をここでいち早くチェックして、今からのお買いもの計画に役立てて頂ければと思います!