水中ご遺体捜索@宮城・十三浜 ~写真で見る捜索活動~
本日から始まった3連休、宮城県・十三浜の水中捜索に参加しています。
その活動の始まり、意義や思い、感じたことは活動が終わった後にして、まずは、どんなことをしているのか? 活動内容を写真でご紹介します。
この活動、まずは事前(昨年7月から始まっている)に東陽テクニカの協力のもと一帯の海をソナーで捜索し、障害物がある個所・30数か所を衛星でプロットすることから始まりました。
目的は、基本的にはご遺体捜索。
ただ、引き上げた方が良いと判断したものは引き上げます。
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ブイや潜降索、リフトバックなどなど、必要なものを積み込み、いざ出発。
まずは、前回見つかっていた金庫を引き上げることに決めエントリー。
川の影響をモロに受け、基本的に透明度の悪い十三浜ですが、水深25メートル地点ということもあり、今日はそこそこの透明度。
一気に最大水深へ。
金庫はすぐに見つかり、まずは目印のためフロートをつけて打ち上げます。
無事、引き上げ完了。その後役所に引き継ぎ、あとは無事持ち主に戻ることを祈るばかりです。
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昼食後、午後はプロット地点の捜索です。
まずは、衛星でプロット地点を見つけていきます。
プロット地点の水中を魚探で確認し、沈んでいるものの形状や水深などの目安をつけエントリー。
水深が浅い場所は濁りっていて、視界は1メートルもないほどです。
潜降索を伝わり水底に到着したら、根元にラインを縛り付け、円形に捜索。
徐々に捜索範囲を広げ、瓦礫を見つけ次第、中にご遺体がないかを確認していきます。
水底はヘドロで、少しでもフィンで巻き上げるとたちまち視界がなくなります。
魚探で見つかった沈みものはさまざまで、フェンスや瓦礫、流木、網などなど。
綿密な潜水計画のもと、このような作業を繰り返し行なっていきます。
今日は、17時まで作業を行ない、7か所のプロット捜索が完了しました。
残念ながらご遺体は発見できませんでしたが、プロットに何もなかったことがわかるだけでも意義があります。
2か月前にも車と共にご遺体が上がり、先日は浜に白骨化したご遺体が上がりました。
まだまだ可能性はあります。
明日も、粛々とプロット捜索作業をしてきます。