私たちが住むすぐそばの海で懸命に生きているダンゴウオ~岡田裕介の海中時間~

葉山のダンゴウオ(撮影:岡田裕介)

地元の海、葉山の春の風物詩 ダンゴウオです。

ダンゴウオは今シーズンが初対面でしたが、皆を夢中にさせる可愛らしさに僕もやられてしまって何度も撮影にチャレンジ。

普通の表情も良いけれど、やっぱり何かしらのしぐさがあると可愛さも増すのかなと、あくびを狙ってずっと待ち続けても口を開けるのは本当に一瞬で気が抜けません。

集中力勝負な撮影でしたが、カメラを通してダンゴウオの顔をずっと見続けるのは不思議と心地よい時間で、こちらも穏やかな気持ちになってきます。

葉山のイソギンポ(撮影:岡田裕介)

イソギンポの抱卵

僕らが暮らしているすぐ近くに、こんなにも小さくて可愛らしい生物がいて懸命に生きてるんだなと海を眺めながら想っていると、自然と優しい気持ちになってきます。

そういえば、このダイビングポイントからすぐ近くの葉山の一色海岸が、アメリカのCNNが選ぶ世界のトップビーチ100の65位に選ばれたそう。
日本では沖縄県座間味村阿嘉島の海岸と、一色海岸しか選ばれてないので、凄いことですよね。

海辺が賑やかになるこれからの季節、葉山でのダイビングの後に海の家で夕焼けでも見ながらのんびりと過ごすのもおすすめですよ。

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PROFILE
埼玉県生まれ。大学卒業後、フォトグラファー・山本光男氏に師事。
 2003 年より、フリーランスフォトグラファーとして独立。沖縄・石垣島、ハワイ・オアフ島へ の移住を経て、現在は神奈川県の三浦半島を拠点に活動中。 水中でバハマやハワイのイルカ、トンガのザトウクジラ、フロリダのマナティなどの大型海洋ほ 乳類、陸上で北極海のシロクマ、フォークランド諸島のペンギンなど海辺の生物をテーマに活動。 2009 年 National Geographic での受賞を機に世界に向けて写真を発表し、受賞作のマナティ の写真は世界各国の書籍や教育教材などの表紙を飾る。温泉に入るニホンザルの写真はアメリカ・ スミソニアン自然博物館に展示。国内でも銀座ソニーアクアリウムのメインビジュアルはじめ企 業の広告やカレンダーなどを撮影。 またミュージシャンのライブ撮影も行い、雑誌、WEB、広告などに作品を発表している。
 
HP:https://yusukeokada.com
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