初めてのパプアニューギニア滞在記~岡田裕介の海中時間~

パプアニューギニアで初めてピグミーシーホースが発見されたことで有名なキンベ湾。
そのキンベでのダイビング拠点となる唯一のリゾート「ワリンディプランテーションリゾート」に滞在しています。

パプアニューギニアのピグミーシーホース(撮影:岡田裕介)

キンベ湾といえばまずは『ピグミーシーホース』

今回の撮影の最大の目的は、世界でもトップクラスの元気さを誇ると言われている『サンゴ礁』でした。
しかし、残念ながら滞在3日目現在、強風と波の影響でそのポイントまで行けていません。

5~12月は乾期にあたり、ダイビングのベストシーズンと言われているのですが、現地ガイドの恵子さん曰く、この時期はわりと風が強い日が多く、海の状態はめまぐるしく変化するとのこと。
ちなみに先週の海は穏やかだったそうなのですが。。

『気にしないのが一番!』と恵子さん。
春秋は風が収まるそうです。

波の影響で遠出が出来なくてもリーフ添いや島影で潜る事は可能で、ここに13年いる恵子さんも悪天候で船を出せずにダイビングがキャンセルになった事は
一度もないそう。

この2日間で潜った近場のポイントも『かなり濃い!』が僕の印象です。

天候といえばパプアニューギニアの空港を出て、最初に感じたのは、南国特有のジワッとした蒸し暑さがない事。

パプアニューギニアのコテージ(撮影:岡田裕介)

滞在中のコテージ

このリゾートの高床式のコテージにはクーラーもなければ、なんと窓ガラスもありません(あるのは網戸のみで常に窓が開いている状態)。
部屋に窓ガラスがいらないほど、陸上の天気は安定しているんですね。
乾期の今の気候は快適そのもの。

パプアニューギニアの国内線(撮影:岡田裕介)

国内線へは徒歩で乗り込みます

このリゾートへは、日本からの国際線が到着する首都のポートモレスビーから国内線で1時間。
最寄りのホスキンスの空港から、車で約45分で到着します。

道は舗装されていて、車窓からは電気や水道の通っていないであろう高床式の家が立ち並ぶ農村、迫力ある巨大なパームの樹々や、人々の集う野外マーケットなどが見られるので、なかなか楽しい時間になりました。
トトロみたいに大きな葉っぱを傘代わりに歩いている人がいて、びっくりしたな~。

聞いた話ではこの間に通った道沿いの集落だけで4つの異なる言語が使われているそう。
さすがは800以上の異なる言語を持つ部族がいる国です。

前日の夜9時に成田を出発して、昼前にはこのリゾートに到着。
パプアニューギニアは想像よりも近い。

さて、果たして僕は世界トップクラスの『サンゴ礁』を撮影する事が出来るのでしょうか!
この続きはパプアニューギニア連載コラムとウェブマガジンで。

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PROFILE
埼玉県生まれ。大学卒業後、フォトグラファー・山本光男氏に師事。
 2003 年より、フリーランスフォトグラファーとして独立。沖縄・石垣島、ハワイ・オアフ島へ の移住を経て、現在は神奈川県の三浦半島を拠点に活動中。 水中でバハマやハワイのイルカ、トンガのザトウクジラ、フロリダのマナティなどの大型海洋ほ 乳類、陸上で北極海のシロクマ、フォークランド諸島のペンギンなど海辺の生物をテーマに活動。 2009 年 National Geographic での受賞を機に世界に向けて写真を発表し、受賞作のマナティ の写真は世界各国の書籍や教育教材などの表紙を飾る。温泉に入るニホンザルの写真はアメリカ・ スミソニアン自然博物館に展示。国内でも銀座ソニーアクアリウムのメインビジュアルはじめ企 業の広告やカレンダーなどを撮影。 またミュージシャンのライブ撮影も行い、雑誌、WEB、広告などに作品を発表している。
 
HP:https://yusukeokada.com
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