アシカスイム2日目。前代未聞の行動に興味津々のアシカたち

パースのアシカスイム(撮影:越智隆治)

オーストラリア・パースでのアシカスイム、2日目のゲストは、初日と同じで今月23日のパースでのトライアスロンに出場予定の皆さま。

パースアシカスイムにご参加の「すごい会議」の皆さん(撮影:越智隆治)

本日参加の子供の年齢は、2・9・12歳の3兄弟。
今日は子供たちも年齢の大きい子が多いので少し安心。

のんびりとした船上の一日が始まる・・・予定でした。

2日目、カナック島に到着するなり、アシカの数を数えると・・・1、2、3・・・11頭。
前日は全部で20頭以上いたので、ゲストのみなさんも“今日は少ない”とびっくり。

さらに海に入ってみると、数頭は遊んでくれるものの昨日ほどのお出迎えムードではなく、船に戻るや否や「昨日って本当にすごかったんですね~!もったいないことしたわ~」と後悔の念丸出しの大人たち。

「だから過去最高だって言ったじゃないですか~」と返すのはもちろん越智さん。

「こうなったらもう今日はトライアスロンに向けてスイムの練習だ!」と、マスク・スノーケル・フィンの3点セットを脱ぎ捨て、水泳キャップにゴーグルを取り出す。
キャップまで持ってきたんですか!(笑)

水泳選手のように船から飛び込むと、コロニーの近くに打ってあるブイを折り返し地点に見立てて全力クロールで泳ぎ出す筋肉むきむきの男性陣。
※本来は、コロニーのあるビーチへの、船の乗り上げを禁止する旨の書かれたブイです(笑)

この行動にはアシカのほうがびっくりしたのか、楽しそう・遊んでくれると思ったのか、まさかの展開に。

パースのアシカスイム(撮影:越智隆治)

ついてくる!(笑)
得体のしれない奇妙な動きのする生き物にアシカも興味津々です。

ランチを食べ、午後になり気温が上がってくると、テンションが上がってくるのは子供ばかりでなくやはり大人も同じよう。
子供用にだしてもらった大きなビート板の上で戯れ始めたマッチョの男、多数発生。

「子供たちが昨日遊んでるのを見て羨ましくなっちゃったのかな~子供だね」と笑うお母さんたち。
はたから見るとちょっと怪しい集団にしか見えませんが(笑)、本人たちは「ちょー楽しい!」とご満悦のご様子。

パースのアシカスイム(撮影:越智隆治)

童心に帰る大人たち

その様子がコロニーから見えたのか、“なんか楽しそう、なにしてんのか見に行こう”といった感じでアシカがコロニーから海へ入る。

パースのアシカスイム(撮影:越智隆治)

「なんか楽しそうだからちょっと見に行こう♪」

すると子供たちも“もう一回アシカと泳ぎたい”ということで、私も海に入ることに。
「あのアシカ、連れてきて」と指さす越智さんの視線の先には確かにアシカが1頭。
少し距離がある。

連れてきてって?と思ったけれど、なんとかアシカの注意を引いて半分くらいの距離まで連れてきたところで、アシカがクルっと半回転。
え、なに?飽きたの?と思っていると、得体のしれないものが私とアシカの左側を猛スピードで駆け抜ける。

パースのアシカスイム(撮影:越智隆治)

そう、スイムキャップの男です。

ちょっと待ってよ~なんでこのタイミングで泳いでるのさ~(笑)と思いながら気を取り直してアシカを追いかけ再度注意を引き、子供の待つ船まで連れていく・・・
と思ったら、今度は右側をゴーグルの男が過ぎていく。
もちろんアシカもそれを追いかける。
もうやめて(泣笑)

いつきくん2歳、初めてのアシカスイム

結局ありとあらゆる角度からスイムキャップの人たちが現れるので、アシカを船まで連れていくことは諦め、人間のほうがコロニーのそばに行くことにしました。

今回初めてアシカと泳ぐのを楽しみにしていた2歳のいつきくんは、いざパパママに連れられてアシカのコロニーへ。
道中大泣きでしたが、いつきくんのお兄ちゃんとアシカが見えた時だけ満面の笑み。

パースのアシカスイム(撮影:越智隆治)

ご両親に連れられて初めてのアシカスイムを果たしたいつきくん

いつきくんもお兄ちゃんもちゃんとアシカと泳ぐことが出来、無事(?)初アシカスイム終了。
「一回り大きくなったような気がする」と子供の成長をパパママも喜んでいました。

パースのアシカスイム(撮影:越智隆治)

スノーケルもつけて水中でアシカをちゃんと見ていました。さすがお兄ちゃん

将来きっとすごい体験をさせてくれたとご両親に感謝する日がきますね。
これをきっかけに海が好きになってくれれば嬉しいです。

パースのアシカスイム(撮影:越智隆治)

初めてのアシカスイムを終えた、いつきくんファミリー

2015年のパースアシカスイムについて

子供も大人も楽しめる来年のアシカスイムの日程が決まりました。
2015年2月21日~2月27日で、アシカスイムは5日間行う予定です。
ご興味のある方はこちらよりお問い合わせください。

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PROFILE
成蹊大学文学部国際文化学科卒業。
ナレーター、司会、ダイビング・モデルとして、TV、雑誌、モーターショー、トークショーなどで活躍。宝くじのキャンペーンガール「幸運の女神」では、46都道府県を旅する。

2013年からは、大物運・海況運をつかさどる「海の女神」へと転身し、舞台を海に変えてオーシャナの突撃体験レポートを担当。
潜水士資格も取得し、2014年は伊豆大島復興観光大使「ミス椿の女王」として、伊豆大島をはじめとした被災地復興支援活動にも尽力する。

「ダイビングがきっかけで、物の見方も感じ方も生き方も180度変わり、自分の周りまでもキラキラ輝き出したことを実感。 
いろんなことを体験しながら、たくさんの“きっかけ”を届けていきたいです」

【経歴】
・第25期 日本テレビイベントコンパニオン
・第11~12期 スバルスターズ
・第33期 宝くじ「幸運の女神」
・第23代 ミス椿の女王(2014.2~)
・第29代「ミス熱海・桜娘」(2016.1~)
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