組み合わせの妙!モルディブのシンプルな伝統料理・マスカーシ
モルディブの伝統的な料理で、最もシンプルなものといえばマスカーシ(MAS KAASHI)。
ダイビング後にモルディビアンから差し入れしてもらったことのあるダイバーもいるのではないでしょうか。
料理方法はいたって簡単。
乾燥させたカツオと熟して固くなったココナッツのスライスを合わせるだけ。
お好みで塩や唐辛子と一緒に食べたりするようですが、ダイビング後は口の中が天然の塩味。
シンプルに、スライスされたカツオとココナッツを一緒に食べる場合が多いようです。
何度もモルディブを訪れていますが、マスカーシを見ただけで食わず嫌いをしていました。
正直、甘いココナッツと塩辛いスモークカツオの組み合わせに頭が納得いかず、口に入れることがなかったのです。
あまりにもローカルからすすめられるので、ココナッツだけを食べて「固いだけで、無駄に濃厚なエキスが美味しくない」と海へ吐き出し、では、せめてもツナだけは食べるかと口に入れ、「パッサパサだし、ダイビング後に最悪」とやはり海へと吐き出し……。
でも、なぜか、今回モルディブへ行って、きちんと合わせて食べてみたわけです。
すると……
美味い!なにこれ!!
塩辛さと甘みが妙にマッチし、パサパサ感もココナッツの水分で調和。
コリコリとした触感もナッツのようで歯ごたえ絶妙。
どんなアルコールのアテにもよさそうです。
う~ん、合わせるからには意味があるんですね。
当たり前のことを今さら知り、食わず嫌いを悔いたのでした。
以来、妙にマスカーシにハマってしまい、ぜひ、日本でも作ってみようと、大量にスモークサーモンを購入。
あとは、熟したココナッツが日本で手に入るかどうか……。
※2014年4月5日(土)のオーシャナBARでもスペシャルメニューとしてお出ししようと思っていますので、モルディブを感じたい人は、ぜひお越しくださいませ。
オーシャナBARの詳細は、こちらから!