ツバメウオの形で泳ぐ、ツバメウオの群れ!? ~ダイバーが出会った久米島のスイミー~
沖縄・久米島の海から届いた、ダイバーに人気の魚、ツバメウオの写真。
でっかいツバメウオだけど、なんだかやけにスカスカだな……いやいや(笑)。
なんと、ツバメウオの群れが、ツバメウオの形をして泳いでいるのです!
撮影した「ダイブエスティバン」のガイド、中島悠希さんによると、中層で群れるツバメウオを、4チームすべてのゲストに楽しんでもらうべく、ガイド同士で連携をとりながら、ゲストのすぐ近くに寄せながら、かつツバメウオの泳ぐスピードに合わせてゆったり泳いでいたときのこと。
「目の前で、ツバメウオ達が自由自在に群れの形を変えていきました。降り注ぐ太陽光の中で見る群れはきれいだな~と楽しんでいたら、ぎょぎょ!! ツバメウオたちがツバメウオ型に!! 小学校の頃授業で習った“スイミー”そのものでした」
最初はバラバラだったツバメウオが……
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巨大なツバメウオに!
今回撮影されたのは、その名も「グランビュータートル」というカメが見どころの、久米島の南西にあるポイント。
水底にはたくさんのカメたちが休み、中層にはツバメウオが群れるシーンがオールシーズン見られるとは、なんとも贅沢です。
もちろん、ここまで完璧にツバメウオの形になるのは偶然ですが、いつもいるので狙える可能性あり!
「ひと言で“群れ”といっても、見上げたシルエット、周りのダイバーやほかの魚と一緒に、そして、引いたり寄ったり、上から下から正面からと、いろんなシチュエーションや角度から見ると全然違う楽しみ方ができます。もちろん、群れの一部になった気分で、ただ一緒に泳ぐのも気持ちいい! そんなふうにお客様と一緒に楽しんでいたら、こんなとってもハッピーな瞬間にも出会えました!!」
(撮影・情報提供/ダイブエスティバン/ 中島悠希さん)
兵庫県姫路市出身。幼い頃からなぜか強く海に魅かれ、大学では水産学部に入り、「一番海に近い仕事」がしたくてダイビング業界へ。「『すべてはこの一本のために』というエスティバン精神のもと、エスティバンの紅一点としてのびのびガイドさせていただいています」