【グアム】タイプ別オススメダイビングポイント9選!現地ダイビングショップに聞いて潜ってきた!
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(撮影/石川肇)
日本から約3時間半でいける、普段使いのリゾートグアム。
実は、ダイビングリゾートとしても、ポイントのバリエーションが豊富で、普段使いがしやすいのです。
今回は、そんなグアムのダイビングポイントの魅力に迫ってみました!
ALL WELCOME♡
豊富なバリエーションが魅力
グアムのダイビングポイントは、体験ダイバーや初心者ダイバーのみならず、中級以上のダイバーも楽しめる“懐の深さ”で迎えてくれます。
つまり、楽しみ方はあなた次第♪
今回は、現地のダイビングショップ3店にオススメダイビングポイントを聞き、9箇所のポイントをピックアップ!
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はい、私、実際に潜ってきました。
その感想を交えて、タイプ別にダイビングポイント紹介をしていきます!
アドバンスレベル以上でもっと楽しめる、ディープでダイナミックな地形ポイントや、スキルがあればあるほど楽しめるレックポイント。
一方で「年に1回しか潜らないから、難しくないポイントで潜りたい!」というダイバーでも、白砂と南国のお魚や、美しいサンゴ礁が楽しめるまったりポイントまで……やっぱりすごいな、このバリエーション。
あなたの気になるポイントはどれ??
【地形】ダイナミックな地形が見たい!
ブルーの癒しな海と力強い地形のコントラストを感じよう
ブルーホール
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(撮影/石川肇)
グアムの代名詞とも言える、外洋の地形ポイント。
人気の理由は、平均30mという透明度の高さ……だけでなく、何と言っても“ハート型の穴”!
ぜひ、グアムダイビングの記念に、写真をおさえて欲しいポイントだ。
そして、潜ってみて感じたのだが、注目すべきはハートの穴の中。
グアムトロピカルダイブステーションでガイドをしてくれたセミさんが「とにかく中がかっこいいから!」と推しまくる場所。
ハート穴に入り、34mあたりまで潜降すると、横穴が現れる。
その横穴と、ハート穴、2方向から光が差し込み、幻想的な光景を作り出すのだ。
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(撮影/石川肇)
まるで上からも下からもスポットライトを浴びているよう!
壁に目を移すと、ところどころに伸びるムチヤギが光に照らされ、岩陰では、暗がりでアカマツカサが群れていた。
穴の中は水深が深いため、初級Cカードレベル(オープンウォーターダイバーなどだと行けないが、アドバンスレベル以上のダイバーにはぜひ行ってみて欲しい。
横穴を抜けた砂地には、ヘルフリッチやクロユリハゼ、ハタタテハゼなど、さまざまな種類のハゼを見ることもできる。
泳いでまたハートの上に戻ると、ハートから泡が立ちのぼり、ソーダ水の中を泳いでいるようだった。
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(撮影/石川肇)
穴の上は、とにかく透明度の高さが感じられて、気持ちがいい。
クレバス
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(撮影/石川肇)
ブルーホールと同様、外洋の地形ポイント。
クレバスとは「裂け目」の意味で、その名の通りこのポイントでは、水深20mあたりに、巨大な裂け目がある。
吸い込まれそうなほどのダイナミックさに圧倒されるだろう。
その裂け目の底は、水深約60mだというから驚きだ。
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(撮影/石川肇)
ドロップオフの断面は、人の横顔のようにも見えた。
なかなかの迫力だ。
今回はウミガメに出会うことができたが、バラクーダやナポレオンフィッシュやブラックチップシャークなど、外洋の魚との遭遇率も高いそう。
【サンゴ】サンゴ礁と、そこに棲む生物が見たい!
ウェスタンショールズ
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(撮影/石川肇)
ウェスタンショールズは、アプラ湾の中心に位置する、サンゴ礁のポイント。
セミさんが言うには「サンゴ礁がモスクとか、カンボジアのアンコールワットみたいに見えるポイント」とのこと。
他のボートクルーに聞くと「すごい迫力だよ!1番好きなポイントだよ!」とも言っている。
潜ってみると、塔のようになったサンゴが、いくつも連なっており、まさに「サンゴの巨大モスク」だった。
サンゴの間を縫うように泳ぐ経験は、初めてだったかもしれない。
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(撮影/石川肇)
また、ウェスタンショールズは、サンゴの上を群れる、ロクセンスズメダイやオヤビッチャも多く、魚影の濃いポイントでもある。
ところどころに、固有種のダスキーアネモネフィッシュ、オレンジフィンアネモネフィッシュ、ハナビラクマノミなどが群生する、イソギンチャクもみられる。
ギャブギャブビーチ
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(撮影/石川肇)
アメリカ海軍基地にある、ギャブギャブビーチ横の、浅瀬のポイント。
ビーチとあるが、ボートエントリーのポイントで、体験ダイビングにも使われる初心者にもおすすめのポイントだ。
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(撮影/石川肇)
浅瀬で、かつ透明度も良いため、ハマサンゴなど、色とりどりのサンゴが光に照らされて、美しい。
シマハギやクロハギの群れが、サンゴを一斉につついては移動するのを、ぼーっと眺めてるだけで癒される。
フィンガーリーフ
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(撮影/石川肇)
アプラ湾内の水深5〜30mほどのなだらかな傾斜地に、ファイヤーコーラルと呼ばれるサンゴが、全体に広がっているポイント。
流れはほとんどなく、初心者でも潜りやすい。
サンゴ礁が手の指のように伸びていることから、フィンガーリーフと呼ばれているらしいが、その全景はサンゴ礁が広大すぎて、ぱっと見では手の形はわからない。
そして、ここでは必ずと言っていいほど、ウミガメに出会える。
サンゴの切れ目で寝ていることが多く、前回ここで潜った時も、同じところで寝ていた。
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(撮影/石川肇)
また、今回たまたまブチウミウシと、その卵塊を発見しテンションが上がっていたのだが「小指の先くらいの小さいウミウシは探せばいるよ〜」とセミさんが言っていたので、マクロが好きな人は探してみてもいいかもしれない。
【レック】沈船に潜ってみたい!
世界有数のレックポイントで探検だ!
東海丸
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(撮影/石川肇)
グアムのアプラ湾内には、4つのレックポイントがある。
その中でも1番人気なのが、水深15〜30mに沈む、東海丸。
沈没から80年近く経った今でも、しっかり船体が残り、浴槽や厨房、エンジン、工具など、当時使われていたものが、船内でも確認できる。
全長150mと巨大で、1回のダイビングでは全て回りきれない上、船内でみられるマテリアルが多いため、潜るたびに新しい発見がある。
何度も潜りたくなる場所だ。
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左上(撮影/岡宏之)左下・右(撮影/石川肇)
潜っている間、事前にアクアアカデミーの岡さんから聞いた船の歴史や、まだ動いていた頃に撮影された写真を思い出していた。
この船が商船として動いていた頃、ここで船員たちが何をしていたのか……そんなことを想像しながら潜れるのは、岡さんのブリーフィングあってこそかもしれない。
さらに、東海丸の下には、ドイツのコーモラン号が沈んでいる。
偶然にも、二つの沈船が重なる珍しい場所で、世界中のレックダイバーがここに集まってくるそう。
水深はさらに深くなるため、今回のスケジュールでは行けなかったが、合わせて潜りたいポイントだ。
アメリカンタンカー
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(撮影/石川肇)
アメリカンタンカーは、ハワイから運ばれてきて、アプラ湾の防波堤にするために、意図的に沈められた貨物船。
同じ形の船が4隻、アプラ湾に沈められているのだが、よくダイビングポイントとして使われるのは1隻だけ。
沈船に慣れていない人でも、比較的明るく、コースもシンプルなので、潜りやすいポイントとなっている。
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(撮影/石川肇)
船室と船室の間が崩れ、縦横無尽に行き来できる東海丸と違い、コンクリート製のアメリカンタンカーは壁が崩れず、船室がきちんと分かれているため、一部屋ずつ順番に入って行った。
天窓から光が入る様子を眺めたり、天井に溜まった空気の層に、水面から顔を出したりして、遊ばせてもらった。
そんな中、岡さんは舵が壊れた部屋で、新しく電源のような線を発見をしていたそう。
20年以上グアムの沈船を潜り続ける岡さんでも、新しい発見がある。
これがまさに沈船の魅力の一つではないだろうか。
【ビーチ】ビーチでまったり潜りたい!
南国のカラフルなお魚、生物をゆったり楽しめるポイント
ピティボムホール
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(撮影/石川肇)
ビーチポイントとは思えないほどの魚影を楽しめる、ピティ湾の海洋保護区にあるポイント。
浅瀬を10分ほど歩き、エントリーして水中展望塔の方へ向かう。
展望塔の外からは、観光客に手を振ったり、一緒に魚を眺めることができる。
展望塔の周りは白砂とサンゴが広がり、その上をスダレチョウチョウウオやロクセンスズメダイなど南国っぽいお魚が群れ、外洋のカスミアジやナンヨウカイワリも周りを泳いでいる。
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(撮影/石川肇)
とにかく人に慣れているため、魚との距離が近くて驚く。
ホワイトチップシャークもよく見られたりと、バリエーションに富んだポイントだ。
また、他のポイントでシーウォーカーをダイビング中に見ることはあまりないため、ここも見どころなのでは、と思っている。
※シーウォーカー…水中でヘルメットを被って歩くアクティビティ
アウトハウス
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(撮影/石川肇)
ピティボムホールよりも、エントリーポイントまで歩く距離が短く、もっとエントリーしやすいアウトハウス。
パンパシフィックダイバーズの直子さんによると、たまの海外旅行で潜るような方に、リクエストされることも多いポイントだそう。
難しくないけど、南国っぽいお魚やサンゴが楽しめる、そんなポイントだ。
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(撮影/石川肇)
エントリー口付近には、体験や講習のダイバーが。
私たちはエントリーして、そこから5分ほど離れたところへ。
水深は10mほどで、砂地が広がり、根が点在している。
そこに、デバスズメダイやルリスズメダイ、ミスジリュウキュウスズメダイなどが群がっている。
近づいてもほとんど逃げないため、カメラの練習がしやすそうだ。
体験からスキルのあるダイバーまで
バリエーションが楽しめるグアムダイビング
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(撮影/石川肇)
気になるポイントは、見つかりましたか?
ブルーホールや東海丸など、同じポイントでも、スキルによって違う楽しみ方ができるグアム。
何度でも、色んな人と行きたくなっちゃいますね!
自分のお気に入りポイントと、楽しみ方を見つけてみてください♪
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Special Thanks
Guam Tropical Dive Station(グアムトロピカルダイブステーション)
安全、安心のPADI 5スターIDCで、初心者からプロコースまで開催しています。
揺れの少ない大型カタマランボートを自社で2隻所有しており、ゆったりとしたボートダイビングを楽しむことができます。
午前中に、外洋とアプラ湾内を1本ずつ潜るのが、スタンダード。
午後からのボートダイビングは、イルカウオッチング付きで、ノンダイバーの方も同乗できます。
Aqua Academy(アクアアカデミー)
グアムのレックダイビングといえば、アクアアカデミー代表の岡宏之さん。
インストラクター歴35年、東海丸を中心とした、グアムのレックについて日々研究を重ねており、ブリーフィングではグアムや船の歴史から教えてくれます。
レックダイビングのツアーは、午後からで、別途ナイトダイビングも開催しています。
日本人インストラクターが対応するため、レックダイビング以外でも、海外にあまり慣れていない日本人のダイバーには、安心です。
Pan Pacific Divers(パンパシフィックダイバーズ)
28年の実績を持つ、日本人女性インストラクター、なおこさんがメインガイドを務める、ダイビングショップです。
インストラクター1名に対し、4名までの少人数制で、初めてで緊張している方や、以前トライしてできなかった方などでも潜れるよう、手厚い指導をしてくれます。
そのフォローアップの手厚さに、なおこさん指名のリピーターも多数。
グアム ツアー情報
揺れの少ない大型カタマランボートで案内!最大1日3ダイブが選べるプランです。
ノンダイバーと同乗して、イルカウォッチングもできるので、家族連れや友人グループでの参加もオススメです。
↓↓↓
AOWダイバー以上の方限定で参加できる、レックダイビング専門ツアー。
グアムのレックダイビングのプロフェッショナル、アクアアカデミーの岡さんがガイドをしてくれるので、レックを潜りたい方にオススメです。
午後からのツアーなので、朝ゆっくりできるのも嬉しいプランです。
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久々のダイビングで不安な方のための、リフレッシュダイビングコースです。
中上級者に気を使わず、水中スキルを復習しながら、自分のペースに合わせてファンダイビングが楽しめます。
↓↓↓
◆Supported by
Hilton Guam Resort & Spa(ヒルトングアムリゾート&スパ
)
VELTRA(ベルトラ)
◆Sponsored by グアム政府観光局
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