元祖・水中リポーターへの第一歩はテラと同じあの変態的……

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初めまして。
気づけばダイビング歴が四半世紀を超えた須賀潮美です。


元祖・水中リポーター

ダイビングドットコミュでコラムを書くことになったきっかけは、

寺山編集長が大学のダイビングクラブの後輩で
「姐さん、コラムをお願いします!」と懇願されたことから。

絶対的な上下関係のある我がクラブ。下の者から頼まれれば嫌とは言えない。
そう。私は寺山が常々、若き日の悪夢体験(充実した青春)を紹介する
“変態的体育会系クラブ”の先輩です。

初回は自己紹介を兼ねて、私がダイビングを始めた経緯から紹介します。

私の父・須賀次郎は日本のダイビングの草分け的存在。
自作のタンクやレギュで潜った時代から、
50年以上潜り続けるダイビング界のシーラカンスです。

家業は潜水という環境に育ち、子供の頃から潜っていたと思われるかもしれませんが、
ダイビングは大学のクラブで覚えました。

大学に入学すると、キャンパス内でサークル勧誘を行う上級生から大量のチラシを手渡された。
テニス、スキー、旅行など100枚近く渡された中で「アクアダイビングクラブ」の1枚に目が止る。
それまでダイビングをしたいと思っていたわけでもないのに、
チラシを見た瞬間「そうだ、ダイビングをしよう!」と思いつき、部室を訪ねた。

部室は市谷キャンパスの「学生会館」の中にある。
「学生会館」(現在は取り壊され、コンビニも入ったお洒落な校舎に)には中核派の巣窟があり、
立ち入ると無理やり学生運動に参加させられると噂のある、きな臭い場所だ。

「学費値上げ反対!」「成田に集結せよ!」などと書かれた立て看板が設置され、壁一面にビラが張られている。
恐る恐る会館に入り部室を訪ねると、
待ち構えていたY先輩(現在はIOPを拠点とするカリスマガイド)は眉間にシワを寄せ
「うちのクラブは、女は入れない」と言い放った。

「ヒエ〜、なにこれ!」。気軽に始めようとしたダイビング。
滑り出しから障壁が待っていた。

続く。

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