[リロアン]普段出会えない生物 by HIRO

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From【リロアン・ドゥマゲッティ】

こんにちは。リロアンよりHIROです。
2011年も残すところ後1週間となりました。
今年も新しく沢山のゲストにもお会いしたり、沢山の生物に
も出会ったりと、素敵な一年が終わろうとしています。

年間を通して沢山の生物が観察できるリロアンは、「恵まれた海」だなと

改めて思います。

探していると見つからないのに、探していないとそこにいる。
そんな偶然の出会いも今年は沢山ありました。

さて、そんなリロアンエリアでのダイビングの特徴は、
平均水深10m前後で沢山の生物が観察できる事です。

沢山いる生物の中で、いつも観察出来る生物も好きですが
「普段出会えない生物」も魅力的ですし好奇心を駆り立てますよね。

まずは「レティクリディア・ハルゲルダ 学名(reticulidia halgerda)」

写真の個体はリロアンのイラクポイントの水深16m。
リロアンでは水深18m前後で見る事が多いです。

このウミウシもリロアンで初めて見たウミウシです。
イボミウシの仲間になる様ですが、イボはありません。
大きさにもびっくりしましたが、よくいるイボウミウシに比べると艶々していて綺麗です。
大型のウミウシなので写真の個体は体長10㎝前後です。

全身を撮っても素敵ですが、部分的に触角とバックを綺麗に撮っても、
オレンジラインが映えて、絵になると思います。
ここ最近見る様になりました。少しずつ水温が下がって来てるからでしょうか。

そして次は「カメンタマガシラ」

今年、私が初めて出会ったお魚の中では、アポ島のマンタに次いで、
2位にランクインするぐらい、思い出深いお魚です。
写真の個体はリロアンハウスリーフにて。

「なんてかっこいいタマガシラ!!」と
見た時は思わず興奮してしまいましたが、水中で見ても、光輝いてました。
写真に撮ってもさらに綺麗ですね。

タマガシラと言うお魚の名前は聞きなれないかもしれませんが、
リロアンではフタスジタマガシラ、ヨコシマタマガシラなど水深5m前後で良く観察出来ます。

カメンタマガシラは「日本の海水魚」によると水深は5m〜50mと幅広く生息し、
日本では沖縄の離島方面で観察例があるようです。
ここリロアンでは水深18m前後で観察する事が出来ました。

初めてのポイントに潜る楽しみもありますが、同じポイントに潜る事で気が付く楽しさも沢山あります。

リロアンはそんなリピートもしたくなる様な、恵まれた海です。
今年も残り1週間、沢山のゲストに安全に楽しんで頂ける様なガイドを心がけます。
皆さんも素敵な年末ダイビングをお過ごし下さい。

PROFILE
伊良波 宏衣
Hiroe Iraha
リロアン マリンビレッジ

通称HIROさん。
2005年21歳の時、沖縄県にてNAUIインストラクター取得後、
沖縄県恩納村のダイビングスクールに5年間勤務。
2008/2009年は北海道知床ウトロでの流氷ダイビングのシーズンガイドも経て、
さらなる修業の為、2010年フィリピン・リロアン「マリンビレッジダイブハウス」へ。
現在はPADIのインストラクターとして活動中。

まだまだ若手?世代ですが、
諸先輩方に引けをとらぬ様にそれぞれのお客様の求める、
サービス・講習・ガイドなどなどを提供出来るように日々精進して参ります!

マリンビレッジ
Marine Village Dive House
http://www.marinevillage.jp/

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