会えたらラッキーな冬の風物詩、キアンコウ。西伊豆・平沢ビーチに出現

通常深い海に生息しているというキアンコウ。12〜4月の水温が下がる寒い時期になると、西伊豆のダイビングエリアに時たま顔を見せるので、冬の風物詩となっており、その大きさと怪獣のような見た目の魅力に惹かれる人も多いとか少ないとか。今年もちらほらと目撃情報が出始めたので、1月5日に「平沢」のビーチポイントでキアンコウを発見したという「NatureGuideServiceふらら日和」の八木かつのり氏と、撮影をしたUnderwater Createrの茂野優太氏に詳細を伺った。

キアンコウ

ー発見した時の状況はどうでしたか?

八木氏

平沢のビーチからエントリーして、水深9mあたりで発見しました。アンコウやキアンコウは水温が下がり、砂地に茶色の藻が生え始める頃に、産卵をしに浅瀬に出現すると言われています。この日もブリーフィングで「出るかもね〜」なんて言いながら潜ったら、80cmくらいのキアンコウがいました。

ーおお〜!持ってますね!

茂野氏

僕は実は平沢には「淡島」のボートダイビングでソフトコーラルの撮影に行っていたのですが、最終ダイブの時に「ビーチでキアンコウがいたよ」と情報が入りました。その日は最終エキジット時間の間際だったため潜れませんでしたが、翌日、予定を全部キャンセルして平沢のビーチに潜り、なんとか撮影することができました!

ーさすがです。まだ行ったら見られますか?

八木氏

本来アンコウ系は、出会えたらラッキーな生き物なんですよ。見つけても2〜3日でいなくなるパターンの宝くじ的生物。今回は、発見から3日間同じ場所にいて、2日後に行方不明、さらに3日後に別の場所(水深5m)に再度出現という感じだったので、必ず会えるとは限りません。

ーなるほど。最近SNSでよく見かけるので、この時期は結構見られるものなのだと勘違いしていました(笑)。

八木氏

そういう率直な感想、逆に参考になります(笑)。なので、目撃情報が入ったら、すぐに海に行くのが出会えるコツです。

茂野氏

キアンコウは移動範囲も広く一期一会の出会い。それくらい貴重な生き物なので情報が入ったら、すぐ潜りに行くのをおすすめします!

ー見たい方はSNSやブログを要チェックですね。ちなみに平沢ではこの時期、ほかにどんな生き物が見られますか?

八木氏

ビーチでは、砂地には人気のミジンベニハゼやツノザヤウミウシ系、岩場には“ピカチュウウミウシ”ことウデフリツノザヤウミウシなど、この時期ならではのマクロ生物が見られます。ボートポイントでは、サクラダイの群れや、マンボウに遭遇することもあります。

ー生き物探しには事欠かなさそうですね!ありがとうございました。

西伊豆で見られる深海の生き物の中でもたびたび話題になるキアンコウ。この時期にしか見られないラッキー生物に会いに行ってみては!?

取材協力:NatureGuideServiceふらら日和
写真提供:Underwater Creater 茂野優太

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