夢は膨らむ
こんにちわ。
パラオ、ブルーマーリンの富永です。
昨日から南西風が吹きパラオの西側の海況がおもわしくありません。
なので昨日、今日、と東側のオリジナルポイントを潜ってきました。
「クレセントウオール」というオリジナルポイントにも潜ってきましたが、
いましたよ〜ヒメイトマキエイ!!!
パラオでこのエイはどこのポイントでもまず目にしません。
それがここにはこのエイのクリーニングステーションがあるんです。
マンタ以外のイトマキエイ類のクリーニングステーションというのは、
極めて珍しいと思われますがそれを見つけたんです。
そんなわけでそれ以来、高確率で見られてしまうという、
パラオでも他に類をみないオンリーワンの極めて特殊なポイントです。
雨季に東側は活躍しますのでこれからの時期がますます狙い目ですよ!
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写真は以前にゲストに頂いたものです。
その前に、、、、、
こいつがヒメイトマキエイでいいのか?
翼の幅は2m弱。背中は黒くお腹は真っ白、
専門家の方に写真を送ってお尋ねしたことがありましたが、
イトマキエイ類は分類が進んでない上に標本もほとんどなく、
未知の部分が多すぎて写真だけでは正確な同定はできない、との回答でした。
なので正式な同定ができるまではイトマキエイ類の1種なのでしょうが、
まどろっこしいので便宜上「ヒメイトマキエイ」と呼んでいます。
そんなヒメイトマキエイが昨日は最低4枚はいました。
そのうちの1枚は子供というか若い個体。
2まわりぐらい小さかったですが、それともこれが子供サイズなのかな?
なんせこういうのが出たのは今までで初めてで分からないことだらけ。
というのも今まで見てきたのはどれも同じようなサイズばかりで
見分けがつきません。
背中のシミが違うようなんですが確認するのは至難のわざ。
パラオ人にビンロウジュ噛むな、と言うようなもんで実質不可能。
お腹の方はと言えばマンタのようにシミもなく、
また鰭が欠けている、尻尾がない、妊娠している、
といったような特徴がある個体には出会ったことがなく、
要は個体識別や、他と違う特徴を持ったのに会えた試しがないんですね。
それが初めていつもと違う、というのに会えました。
見たい、見たいと思っていた小さい個体です。
ちびっこいのが出たとなるとやはり気になるのは繁殖期。
今まで最高は8枚ですが、そのうち何十枚、もしかしたら100枚オーバー!!!
な〜んて群れに出会えるかもしれません。
夢が膨らみますよ!
もし、、、もう少し生態的な事がわかりもっと面白い事実が判明したら、
またWEB-LUEに取材をお願いしたいですよ!
ただしその際はカメラを忘れないカメラマンの方に
来ていただきたいですな〜(笑)
ではまた〜
過去のPDF記事はこちら
ブルーマーリンのオリジナルポイント取材
PALAU EAST SIDE STORY
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数千匹!カンムリブダイの大産卵シーン!!
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