ウミケムシにも天敵がいた
こんにちは!
大瀬館マリンサービスの佐々木です。
久方ぶりに気合を入れてナイトダイビングをした。ただあても無くフワフワと…
水深20m付近で甲幅20㎝の大型のタイワンガザミが鎮座していた。
挟み足で器用に何かを伸ばしている。それは、なんと天敵はいないと勝手に思っていた
ウミケムシだった。身を翻し、どうにかこうにかもがいてその場から逃げようにも
全く離そうとしないタイワンガザミの大きな挟み。
少しウミケムシの説明を…
【ウミケムシ】
昼間は石の下や砂中に隠れていてほとんど姿を現さず、夜間になると活発に動き出す。
体中に生えている剛毛が¥の内部に毒液を備え、触れると数十本刺さり、激しい痛みを
伴う。火傷のような症状が数日間続くらしい…
そんな【海の危険生物ガイドブック】に記載されているウミケムシを食していたのだ。
どう見ても、美味しそうには見えない剛毛の塊は、あたりにその毒の毛を撒き散らし
ながら必死に逃げようとしていた。