女王様の命令② by Hikaruさん
女王様より、愛の命令を頂戴する。
※命令の経緯はここ↓
http://diving-commu.jp/ceditorblog/item_1024.html
モルディブをドライスーツでお潜り!
ひ〜〜
【女王様の命令全文】
「過去、数多いダイバーが訪れたとしても、そんなヤツは居なかったでしょう。
そして“ドライで水中熱中症はあるか?”を検証。
この際伝説作って科学実験(人体実験)もやっちゃいましょう」
まず、パッキングでわかったこと。
かさばる!
ダイビング器材とウエットスーツでもいっぱいいっぱいなのに、
さらにドライスーツを無理やり突っ込む。キャスターはパンパン。
少し後悔したが、奴隷としては女王様の言うことは絶対。
ってことで、持っていきましたよ、ドライスーツ。
まあ、長いモルディブの歴史で初めてだと思えば、
何だかやる気も沸いてくる。
@モルディブ
現地では、会うダイバーさんはそりゃ「何でドライスーツを?」と聞いてくる。
説明するのも面倒なので、「極度の寒がりなので!」で押し切る。
そして、ドライを着る
まだ、クーラーの効いた室内なので余裕
しかし、気温30度を超える室外に出て激しく後悔。
ここでわかったこと。
暑い!
グッタリ……
トボトボ歩く僕を、水着のお姉さまが
「クレイジー!」とニヤニヤしながら追い越していく
いざ、エントリー!
ってか、グッタリ……
ガイドのセクシー・アキンコちゃんとエントリー!
果てしなく、グッタリ……
暑さでグッタリとエントリーしたが、
さすが陸上のなんちゃら倍もの熱を吸収し、
なんちゃら倍も熱伝導が速い“水”。
エントリー後は暑くも寒くもなく、適温。
よって、女王様のいう“水中熱中症”の検証結果は、
心配なし
しかし、新たな問題が勃発。
当たり前だが、現地にアンクルウエイトなどない。
しかも、レンタルで借りたフィンは浮力の大きいプラフィン。
結果……
まあ、慣れれば問題ないけど
なので、モルディブをドライスーツで潜る場合は、
アンクルウエイトを忘れずに。
予想に反して水中は快適だったが、
陸上に上がった途端……
そりゃ、足どりも重いってば
そんなこんなで……
こんなんでました〜
そんなわけで、南国ドライスーツ潜りの検証結果は……
陸上でクソ暑い!
いやいや有益な検証だった。
モルディブをドライスーツで潜るという世界初の試みをした結果、
「かさばるし、陸上でクソ暑い」という誰も予想しなかった検証結果を得ることができた。
ダイビング業界では、発光ダイオードの発見に匹敵する発見といっていいだろう。
でもね、何でしょうね、この虚しい気持ちは……。